3. ツボ押し

ツボ押しは時間や場所を気にせず実践できる手軽な冷え性対策です。

ツボの場所を覚えておき、気づいたときに押してみるのもいいですね。

・労宮(ろうきゅう)

手のひらの真ん中、くぼんだところにあります。

「労宮(ろうきゅう)」にはからだの熱を冷ましたり、精神を落ち着かせたり、内臓の働きを健やかにしたりする作用があります。

親指で5秒押しながら鼻から息を吸い、5秒息をとめ、口から息を吐きながら10秒かけて押した力を抜くことを繰り返してください。

・三陰交(さんいんこう)

足の内くるぶしから、指4本分程上にあります。

「三陰交(さんいんこう)」には血流やエネルギーの流れを整える作用や、消化に関わる内臓を補助する働きがあります。

押しやすい指を使って程よい強さで押しながら、5秒かけて鼻から息を吸い、力をぬきながら10秒かけて口から息を吐き出しましょう。

夏の冷え性には漢方もおすすめ

漢方薬のなかには、医薬品として「冷え性」に効果が認められているものがあります。

夏の冷え性は、エアコンや冷たいものの摂りすぎでからだが冷えることが原因です。

そのため、

・血液の流れをよくして、全身に熱を届ける
・胃腸の働きを改善して熱をつくりだす
・水分の偏りを調整して、冷えを解消する

といった効果がある漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。

<おすすめの漢方薬>
・当帰芍薬散 (とうきしゃくやくさん)

利水作用と血行促進の働きがあり、余分な水分を排出して血行をよくすることで冷えを解消します。

むくみ、生理不順、冷え性、貧血などの症状にも用いられます。

・人参湯(にんじんとう)

胃腸を温めることで、消化器機能を高めておなかの冷えを解消します。

胃腸虚弱、胃痛や腹痛、胃炎にも用いられます。

漢方薬は症状の改善だけでなく、体質の改善も期待できるため、長期的に服用することで冷え性になりにくいからだを目指せます。

初めて漢方薬を試す人も心配はいりません。

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あんしん漢方はAI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれるオンライン漢方サービス。

スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談できますよ。
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温活で冷え知らずの夏を過ごそう

外がどんなに暑くても、エアコンが効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たいものばかり食べたりしていると夏でも冷え性になってしまいます。

夏の冷え性は、消化器系の不調にとどまらず、からだ全体の不調を引き起こす危険な症状です。

そのため、日常的にからだを冷やさないよう生活習慣を整えることが大切です。

夏の冷え性対策をしっかりマスターし、冷え知らずの夏を過ごしましょう。

<この記事の監修者>

医師:木村 眞樹子(きむらまきこ)

都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。

自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。

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