「元恋人」への気持ちを捨てられない人たち

相手が、身近にいる元恋人との関係が再燃して関係が終わるこんなケースは珍しくはありませんが、共通しているのは「元恋人からの接触を今の恋人に黙って受け入れ続ける」ことです。

本当に迷惑しているのなら、拒絶ができるはずですよね。

麻奈美さんのケースでは、男性は「つらそうにしているのを、放ってはおけないだろう」と口にしたそうですが、それを助けるのが本当に自分の役目なのか、別の誰かに頼ることやほかの選択を提案するなど、深い関わりを避ける道はあるはずです。

どんな言い訳を並べても、元恋人に言い寄られてそちらにまた寝返った事実は変わりません。

元恋人への気持ちを完全にゼロにするのは難しいかもしれませんが、新しい恋人がいながら黙って仲を深めるのは、誠実とはいえないですよね。

「結局、二股ってことじゃないですか。
そっちにいきたいなら、まず私と別れてと言いたいですね」

麻奈美さんは肩をすくめていましたが、こんな状態に置かれる現在の恋人の気持ちを想像できないような人間と、幸せな恋愛が叶うとは思えません。

元恋人がどうであれ、今の好きな人を最優先で大切にするのが、本当の愛情ではないでしょうか。