経済的な貧困や社会格差によるスポーツの機会格差の解消に取組む認定NPO法人「love.futbol Japan」は、FC東京と協働して、サッカーの試合観戦の機会が難しい子どもたちとご家族を対象に、11月3日(日)に開催される明治安田生命J1リーグvs湘南ベルマーレ戦に招待します。


(C)︎F.C.TOKYO


love.fútbol Japanは、2021年より日本で、経済的な貧困や社会格差を理由にサッカーをしたくても諦めている、続けることが困難な子どもたちを応援する活動「子どもサッカー新学期応援」を、岡庭愁人選手(ジェフユナイテッド市原・千葉)、富樫敬真選手(サガン鳥栖)、小林悠選手(川崎フロンターレ)などサッカー選手21名とともに取り組んでいます。
奨励金5万円の給付、用具寄贈、精神的なサポートとして心の繋がりを育てるサッカー選手との交流を提供し、これまで4年間で1800万円以上の奨励金を給付し、42都道府県の子どもたち1,600人以上に支援を届けてきました。

今年もFC東京が取り組む社会活動「No Planet, No Tokyo」の一環としてお声がけいただき、当会が応援する子どもたちを対象にホームゲーム戦(会場:味の素スタジアム)に招待することになりました。
東京都のご家族を対象に案内し、当日は11世帯30人(うち子ども17人)が参加する予定です。
家族一緒にJリーグ観戦できることをとても楽しみにしています。

<過去の実績>
FC東京と弊会は、3年連続で子どもたち家族を招待しています。
昨年の様子はこちら。
https://www.lovefutbol-japan.org/posts/45624763

<「No Planet, No Tokyo」について>
https://www.fctokyo.co.jp/2024NPNT/


<経済的な貧困等によるサッカーの機会格差の現状について>
弊会に支援を求める子ども人数は、コロナ禍や物価高も影響し、この3年間で4倍に増加し、今年初めて400人を超えました。現状、子どもたちを取り巻く課題は、経済面、相談環境、社会の理解の課題などが挙げられます。受益世帯のうち60%が世帯年収が200万円以下、38%が子どもがサッカーをするために借入をしたことがあると回答するなど深刻な状況が確認されています。一方で必要とされる支援においては、約70%の世帯がシューズ、約60%の世帯がウェアの支援を希望しているなど、用具寄贈のニーズの高さもまた確認されています。
一般的に、スポーツは贅沢や趣味として見られやすいため、子どもの機会格差問題においてスポーツの支援は、教育や食等の生活インフラの支援に比べて優先度が下がる傾向にあります。そのため、当事者は困っていても声を上げづらい状況が続いており、社会のなかで子どもに対するスポーツ機会の「理解」を高める必要性があります。
支援を求める規模は拡大しさまざまな課題が顕在化する一方で、日本サッカー界に支援体制は十分に整っていません。子どもたちを支える環境づくりに向けた仲間と対応が今まさに必要とされています。

<団体概要>
love.fútbol Japanは、日本とアジアで、経済的な貧困や社会格差によって安全にサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える活動に取り組む認定NPO法人です。地域課題の解消と子どもたちが誰でも遊べる居場所を共創する「コミュニティ型のスポーツグラウンドづくり」や、日本で「子どもサッカー新学期応援事業」、サッカー選手たちが年俸の1%を寄付して子どもたちを支援するプラットフォーム「1% FOOTBALL CLUB」の運営をおこなっています。

団体名:認定NPO法人 love.futbol Japan
設立:2018年1月12日
代表理事:加藤遼也
公式HP :https://www.lovefutbol-japan.org/
1% FOOTBALL CLUB :https://onepercentfc.com/

【問い合わせ先】
love.futbol Japan 広報部
MAIL: team@lovefutbol-japan.org
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