急成長を遂げる日本チーム、強豪相手に奮闘した3日間の熱戦
準優勝した韓国チーム GWANGJU DINOMAN
SAKURA FUNABASHI、初の海外遠征で奮闘! アジアの強豪チームに挑み9位入賞 ~2024 Yunnan 3X3 Circuit-Grand Final~
千葉県船橋市を拠点とする3x3男子バスケットボールチーム「SAKURA FUNABASHI」が、2024年11月1日から3日にかけて中国雲南省昆明市で開催された「2024 Yunnan 3X3 Circuit-Grand Final」に初の海外遠征として出場しました。日本代表としての急遽の参加にもかかわらず、アジア各国の強豪チームを相手に堂々と渡り合い、最終的に全16チーム中9位という成績を収めました。この大会出場は、SAKURA FUNABASHIにとって、そして日本の3x3バスケットボール界にとっても大きな一歩であり、今後の発展とさらなる挑戦への第一歩を踏み出した意義深い大会となりました。
急遽決まった遠征:ビザ取得の苦労と仲間の力で叶えた出場
今回の海外遠征は、SAKURA FUNABASHIの選手たちにとって初の国際舞台での挑戦となりました。遠征の決定が急だったこともあり、準備にはさまざまな困難が伴いました。特に、中国への渡航にはビザが必要であり、選手たちはその取得に奔走しました。SAKURA FUNABASHIのメンバーの多くがパスポートを保有しておらず、さらに国内の3x3チーム構成における制約もあって、急きょ他のチームからメンバーを借りてチームを編成する必要がありました。ビザの申請や他チームからの協力を仰ぐことで、なんとかチームを編成し、船橋から昆明へと旅立つことができました。
参加した選手たちの努力は並々ならぬものでした。特に阿部翔太選手は、仙台から車で3時間以上かけてビザ申請のためにセンターへ向かい、手続きを行いました。さらに、品川恭亮選手と鈴木崇裕選手も、ビザ申請窓口で3時間以上待機し、申請手続きを無事に完了させました。一方、小林旭選手は在日中国人であったため、ビザの取得は不要でしたが、他のメンバーがビザを取得する際にサポートを行い、共にチームのために力を尽くしました。こうした困難を乗り越えた選手たちは、国境を越え、異国の地で日本を代表して戦う覚悟を新たに、試合に臨みました。
大会初日:アジアの強豪マレーシア、韓国と激戦を繰り広げる
初日の試合では、SAKURA FUNABASHIはアジアの強豪チームと対戦しました。1戦目の相手は、マレーシアのKUALA LUMPURチーム。このチームは、マレーシア国内のランキングで1位、2位、4位、15位という上位の選手たちが集結したほぼナショナルチームの構成で、圧倒的な実力を誇っています。そんなKUALA LUMPURチームを相手に、SAKURA FUNABASHIの選手たちは全力で立ち向かい、17-14というスコアで勝利を収めました。SAKURA FUNABASHIの持ち味であるスピードを生かした攻撃と、全員が一丸となった守備が功を奏し、見事強豪に勝利しました。
2戦目では、韓国のGWANGJU DINOMANと対戦。このチームは、前回大会で準優勝を果たしており、今回も準優勝に輝いた実力派チームです。試合は接戦となり、SAKURA FUNABASHIは最後まで粘り強く戦いましたが、惜しくも19-21で敗れました。わずか2点差での敗北という結果でしたが、アジアのトップレベルのチームと互角に渡り合えることを証明し、選手たちの自信と成長を感じさせる試合となりました。
大会2日目:タイのワールドツアー常連チームと熱戦を展開
2日目には、SAKURA FUNABASHIはタイのARES BKKと対戦しました。ARES BKKは、ワールドツアーにも出場する実力派チームであり、国際的な舞台での経験も豊富です。タイ国内でもトップクラスの選手が揃うこのチームに対し、SAKURA FUNABASHIは強気なプレースタイルを貫き、19-13で勝利を手にしました。堅い守備とスピードを生かした攻撃が功を奏し、見事に2勝目を飾り、予選リーグを1位で通過することができました。この勝利は、チームにとって非常に大きな意味を持ち、選手たちのさらなる成長と次なるステージへの挑戦意欲を駆り立てました。
決勝トーナメント進出:香港の強豪と対戦し、9位でフィニッシュ
予選リーグで1位通過を果たしたSAKURA FUNABASHIは、決勝トーナメントに進出しました。決勝トーナメント初戦の相手は、香港のWELLMAN_康仁_チームです。このチームは最終的に6位の成績を収め、安定した実力を持つ強豪チームとして知られています。SAKURA FUNABASHIは、香港の強豪を相手に奮闘し、互角の戦いを繰り広げましたが、17-21で惜しくも敗退しました。アジアのトップチームに食らいつくその姿は、観客や他国の選手からも注目を集め、日本の3x3バスケットボールの可能性を示すものでした。
アジアの強豪が集結する「2024 Yunnan 3X3 Circuit-Grand Final」
「2024 Yunnan 3X3 Circuit-Grand Final」は、雲南省スポーツ局と国際交流センターが主催し、Yunnan TV GroupおよびMacau Wolf United Sport Clubが共催するアジアを代表する3x3バスケットボールの国際大会です。開催地は中国の雲南省昆明市で、アジアの各国および地域から16チームが参加しました。特に、韓国、マレーシア、タイ、香港といったバスケットボール強国からの参加もあり、SAKURA FUNABASHIにとっては最高レベルの競技に挑む貴重な機会となりました。大会のルールはFIBA 3X3公式ルールに準拠し、グループステージでの総当たり戦を経て、各グループの上位チームが決勝トーナメントに進出する形式で行われました。
アジアを代表する強豪チームとの対戦を通じて、SAKURA FUNABASHIは日本のバスケットボールを国際舞台に広めるための重要な経験を積むことができました。選手たちはこの経験を通じて、スポーツが国境を越えた交流を可能にする力を再認識し、次なる国際大会への挑戦に向けて新たな決意を固めました。
大会順位とSAKURA FUNABASHIの結果
今回の大会では、アジア各国を代表する強豪チームが集結し、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。最終順位は以下の通りです。
1 JUMPSHOT SINGAPORE (シンガポール) - 6勝1敗、平均得点20.0、総得点140
2 GWANGJU DINOMAN (韓国) - 5勝2敗、平均得点18.1、総得点127
3 BIONORD WOLF UNITED (マカオ) - 6勝1敗、平均得点20.4、総得点143
4 FOOTER (台湾) - 3勝4敗、平均得点14.9、総得点104
5 TAHO STORY (フィリピン) - 5勝2敗、平均得点19.2、総得点115
6 WELLMAN 康仁 (香港) - 2勝5敗、平均得点16.1、総得点113
7 LUANG PRABANG (ラオス) - 3勝4敗、平均得点15.0、総得点90
8 BLACK LABEL (韓国) - 4勝3敗、平均得点19.8、総得点79
9 SAKURA FUNABASHI (日本) - 2勝2敗、平均得点18.0、総得点72
10 KUALA LUMPUR (マレーシア) - 2勝2敗、平均得点17.0、総得点68
11 BANH MI KITCHEN (フィリピン) - 2勝2敗、平均得点16.0、総得点64
12 YN Normal University (中国) - 2勝2敗、平均得点13.8、総得点55
13 SURTAI (モンゴル) - 1勝3敗、平均得点16.3、総得点49
14 SOMA ALLIANCE (中国) - 1勝3敗、平均得点15.8、総得点63
15 ARES BKK (タイ) - 0勝4敗、平均得点15.3、総得点61
16 HYPE SUPERSPORT (インドネシア) - 0勝4敗、平均得点不明、総得点不明
SAKURA FUNABASHIは平均得点18.0と安定した攻撃力を見せ、予選リーグを1位で通過。決勝トーナメントでは香港のWELLMAN 康仁と対戦し、最終的に9位という結果で大会を終えました。
大会の意義とSAKURA FUNABASHIの未来への展望
「2024 Yunnan 3X3 Circuit-Grand Final」は、アジア各国のトップクラスの選手が一堂に会し、スポーツを通じた国際交流と地域振興を目的に開催された大会です。雲南省スポーツ局と国際交流センターが主催し、FIBA 3X3の公式ルールに準じた試合が行われました。アジア各地から16チームが集まり、シンガポールのJUMPSHOT SINGAPOREが優勝を飾りました。
今回の大会で得た経験を通じて、SAKURA FUNABASHIはさらなる成長を誓います。品川恭亮選手は、「アジアのトップチームと競い合えたことはチームにとって大きな財産。日本の3x3バスケットボールの可能性を世界に示し、次のステージに挑戦していきたい」とコメントしています。SAKURA FUNABASHIは今後も地域の支援を受けながら、国内外で活躍し続け、日本のバスケットボールシーンを牽引する存在としての役割を果たしていきます。
ファンや地域の皆様へ感謝のメッセージ
SAKURA FUNABASHIの選手たちは、遠く離れた異国での試合にもかかわらず、多くの日本のファンや地元の皆様からの応援が大きな力となったことを深く感謝しています。阿部翔太選手は、「遠征にあたり多くの支援と応援を受けたことが心の支えとなり、異国の地でも自信を持って戦うことができた」と感謝の気持ちを述べています。選手一同は、今後もファンの皆様に応援いただけるよう、さらなる努力を重ね、日本と世界をつなぐ架け橋となることを目指します。
メディア関係者へのご案内:試合映像とインタビュー映像を提供
大会中の試合映像や選手インタビュー、昆明市での試合風景など、メディア用素材が揃っております。テレビやニュースメディア、SNSでの配信を検討されている方は、以下の連絡先にてお問い合わせください。SAKURA FUNABASHIの挑戦と成長の物語を、多くの方々にお届けできれば幸いです。
株式会社品川商会
電話: 080-6636-4613
メール: shinagawa-shokai@staile.jp
ホームページ:https://3x3sakura.com/
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