なまった体にムチを打とうと、いざ参戦!
ハリウッドセレブやモデルがハマり、日本にも上陸して話題となっているNY発バイクエクササイズ「FEELCYCLE」。これは照明を落としたスタジオで、クラブミュージックがガンガンに鳴り響く中、ノリノリにバイクを漕ぐという新感覚のエクササイズだ。
今回、その集大成として、「FEELCYCLE LIVE 2017 LUSTER」と題した暗闇バイクフェスが10月に開催されるということで、その少し前に開催されたイベント「LUMINE meets FEELCYCLE」を体験してみることに。
とりわけスペシャル感を出しているのは、本格的なライブ会場を仕切るプロのライティングチームによる演出が入る点だ。
さて、参加表明した私は、ジム通いをしていたのが6年ほど前で、最近めっきり運動から遠ざかっていた文化系人間。さらにちょうど長期休暇後で気がつけば、お腹に肉じゅばんが……。
運動についてポテンシャルが超低い私が、なまった体にムチを打とうと、今回参戦してみた。
まあ、最初はご機嫌で笑顔を浮かべる余裕すらあった…
約50台のインドアバイクが配置された会場には円筒型のライトがいくつも配置され、これから始まるイベントへの期待度が膨らんでいく。
私は「FEELCYCLE」すら初体験だし、最初は不安でドキドキしていたが、スラリとした爽やかなインストラクターの方々が初心者には手取り足取り、バイクの乗り方や捜査方法を指導してくれたことで気分が上がっていく。
バイクは自分の体型に合わせてハンドルやサドルの位置をチェンジ。専用のシューズを履き、ペダルにカチッとハメるとスタンバイOKだ。実際漕いでみると、すぐにバイクとの一体感を感じ「これはイケるかも」とニンマリ。不安は気がつけば高揚感へと変わっていった。
いよいよエクササイズがスタート! イケてるインストラクター3人を扇状に囲むように並んだ参加者たちがエキサイティングなナンバーに合わせて一斉にバイクを漕ぎ出す。
「ヘイ!」「カモン!カモン!」と元気いっぱいに呼びかけてくれるインストラクターたち。鍛え上げられた肢体のきびきびした動きにうっとりしながら、一生懸命ついていく。まあ、最初はご機嫌で笑顔を浮かべる余裕すらあった。
肉じゅばんをまとった私のぷよぷよバディにはかなりきく
ただバイクを漕ぐだけではなく、前傾姿勢にしたり、腕を屈伸したりといろんなバリエーションの動きをつけていく。音楽に合わせ円筒型のライトが上下し、ブラックライトの演出効果とも相まって館内はさながらクラブのよう。これは気持ちがいい!
とはいえ、バイクを倍速で漕ぐ動きはフルスロットル状態となり必死! 肉じゅばんをまとった私のぷよぷよドスコイバディにはかなりきく。「これがまだまだ続くのか」と思うとなんだか暗雲が立ち込めてきた。
周りを見渡すと常連の参加者はバディからして別人種。もはや私は飛んで火にいる夏のデブという感じだが、ここで漕ぐのをやめて離脱するなんて女がすたる! バリバリ劣等感を感じながらも、ガシガシと気力で漕いでいくが、途中で少しペースダウンしたりと調整もできる点はありがたい。