90年代に小室ブームの火付け役となり、avexの礎を築いた存在ともいえるTRF。キレのあるダンスと口ずさみやすい音楽で人気を博し、2012年には結成20周年を迎えた。それを記念して発売されたのが、オリジナルのダンスエクササイズプログラムDVDTRFイージー・ドゥ・ダンササイズだ。90万枚を超える大ヒットの裏側を探ってきた。

本格的なダンスに取り組むよりも、挑戦しやすいものを作ろうと思った

現在リリースされているのは、TRFメンバーのSAMさん、ETSUさん、CHIHARUさんがメガヒット曲の『EZ DO DANCE』『survival dAnce ~no no cry more~ 』『BOY MEETS GIRL』に合わせて、ダンスとエクササイズを融合した「ダンササイズ」をオリジナルで開発・レクチャーしているDISC1〜3までのDVD。それぞれ上半身集中プログラム、ウエスト集中プログラム、下半身集中プログラムという構成となっている。

こちらの仕掛け人である、ダイエット/エクササイズアイテムを販売するエクサボディの浅野茂樹さんに話を聞いてみた。

約2年前から、「TRFの結成20周年を記念したプロジェクトの一環として、avexとエクサボディとの間で共同開発の話が出ており、最初はダンスDVDを発売しよう」という話でした。しかし、エクサボディが開発に参加するからには、「エクサボディの強みであるエクササイズ領域を反映した商品でないといけない」ということ、また、「一般の人が本格的なダンスに取り組むよりも挑戦しやすいものを作ろう」といった動きから、エクササイズDVDへと方向転換した経緯があったそう。

「ダイエットやエクササイズアイテムを多く扱っていることから、弊社のお客様には踊るよりも痩せたいといったニーズを持つ方が多いです。また、TRFの認知度の高さ、誰もが知っている大ヒット曲を使えること、最近カーヴィダンスやロングブレスダイエットがウケるなど、日本人のレクチャーするDVDがヒットしていたりする流れなど、今回の企画には成功のキーワードが揃っていました」