私って、刺激のインプット、アウトプットの、「イン」はよくできるんです。だけど、「アウト」の方は、相手が刺激を受けてるって感じられないと、「アウト」できてるって思えないんです。

それまでいろんな方と共演させていただいて、自分は刺激をいっぱいインプットさせていただいて。

だけど、舞台で共演する方々は、すごい方たちばかりで。その方たちの中で、私がやっていることに対して、「刺激をもらっている」という人がいるのかいないのか。アウトプットできているのかどうかが、わからなかったんです。

それを『TOKYO TRIBE』では、インプットもアウトプットも両方感じることができて、すごく嬉しかったんです。

これまでに何度も言ってるけど、共演した皆のなかでは、私に「お芝居」の経験がたまたまあったから、皆に先輩風を吹かせてお芝居を教えて。その一方で、自分が知らない音楽の世界や、ダンスの世界を語れる人たちがいて。

いろんなプロたちがいて、本当におもしろかった。(第32回)

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あと、芸能のお仕事をしている人だと、お仕事以外で会うときも、どうしてもお芝居の話になりがちなんです。だけど『TOKYO TRIBE』では、お芝居の話をせずに遊べる友だちができました。

本当に、普通に食事をしたり、お酒を飲んだりできる友達関係が続いているのは、『TOKYO TRIBE』だけかも。

こうして見ると、去年は、よくやった1年だったな。あ! あっという間に、2017年の後半まで振り返っちゃった!

2017年のお仕事だけを見たら、「宮澤佐江は舞台女優になりたいんだね」って、誰もが思いますよね。

スケジュールが合わずに出演できなかったテレビドラマのお仕事もいくつかあって、残念ながらご縁がなかった作品もあるんです。

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