2度目の結婚では家に不倫相手を連れ込まれることに…

2度目の結婚は20代後半。2度目の妻は疑り深く、『スマホを勝手に見る』『荷物を勝手に漁る』などの行為が頻繁にありました。

また、構ってほしくなると過呼吸になり、思い通りにならないと暴力的になりました。O氏は妻から人生初の往復ビンタを食らったこともあるそうです。メガネが吹き飛ぶ威力だったとか。

離婚の原因となったのは、妻の不倫でした。O氏は、妻が不倫相手を家に連れ込んで行為を致しているところを目撃。しかもその不倫相手は、子どもが通っている習い事で一緒の保護者だったことが分かりました。

妻は離婚したくないと主張しており、O氏も「子どものことを考えたら離婚はしないほうがいいのかな…」と悩みましたが、心に受けた傷は深く、妻とこれ以上一緒にいることは考えられなくなりました。

メンヘラファクトリーは「自分に自信がない」女性に恋愛感情を抱く

O氏は、最近別れた彼女からは、口論の最中に階段から突き落とされ、またしても命の危険を感じたそうです。

彼と深い関係性になる女性は、なぜ次々とメンヘラ化していくのでしょうか?

O氏のお話を聞いていくうちに、彼が好きになる女性には、ある重要な共通点があることが分かりました。

それは、「どうせ自分なんかを愛してくれる男性なんていないし」という言葉をよく口にする女性。つまり、『自分に自信をなくしている』『自己肯定感が極端に低い』女性です。

O氏は、そのような女性の言葉を聞くと、「この人を救いたい!」という気持ちが湧き上がり、恋愛のスイッチが入るのだそうです。

実際に交際が始まると、O氏は非常に献身的です。女性に優しい言葉をかけ、彼女たちの要望をできうる限りすべて受け入れます。料理が得意な彼は、日々の食事だけでなく、お弁当まで用意するほど尽くします。

『自信をなくしている女性』と『そんな女性を救いたくて尽くす男性』という構図は、一見お互いにピッタリで、幸せそうに見えます。

しかし、こうした「救いたい」という気持ちを基盤にした恋愛は、最初こそ充実感がありますが、長続きしません。対等な関係性ではないからです。人は、対等な相手に対して「救いたい」という欲求を抱くことはありません。

自信をなくしている女性が男性に尽くされると、その男性に深く依存するようになります。

尽くしている男性側は、時間が経つにつれ、「これだけやってあげているのに、その態度は何だ」と、不満が積もっていきます。そしてある日、我慢の限界がきて、相手を責めるようになります。

言われた女性側は、相手に深く依存している状態になっているため、その突然の変化に対応できず、パニックに陥り、感情の制御ができなくなります。そして、暴力的な行動や破壊的な行動、支離滅裂な言動をとるようになります。

O氏も、元妻や元彼女から暴力を振るわれるのは、相手に対する不満を堪えきれずに言った時が多かったそうです。