コン・ユ 撮影:星野洋介 
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今月13日(土)から公開される映画『サスペクト 哀しき容疑者』のプロモーションのために、主演のコン・ユが来日。

8月30日に六本木ブルーシアターで開かれた日本公式ファンクラブ“With YOO”主催の特別試写会には、昼夜の2回公演に計1,800人のファンが駆けつけ、コン・ユの人気と作品に対する関心の高さを証明した。

今作で彼が演じたのは妻子を亡くした北朝鮮の元スパイ、チ・ドンチョル。大盛況となったイベントの合間を縫って、インタビューに応じてくれたコン・ユ。初めてアクション演技に挑戦した感想や近況について聞かせてくれた。

――アクションへの挑戦にはあまり興味がなかったそうですね。それにもかかわらず、この映画に出演を決めた理由は何でしょうか。

コン・ユ「最初にオファーを受けたときには、実はお断りしたんです。でも再度オファーをいただいたときに、これは監督に直接会ってお話をしなければいけないと思いました。そうしたら、監督が『ただ単に華やかな部分を強調した安易なアクション作品ではなく、しっかりとした土台とドラマのある物語を作りたい』とおっしゃっていて。その言葉が信頼できるポイントとなって、出演を決心しました」

――緊迫の格闘シーンにはじまり、ロッククライミング、カーチェイシング、大橋からのダイビングと、さすがは“韓国版ボーン・シリーズ”と言わしめただけあって、しびれるアクション・シーンのオンパレードに魅せられます。演じられたご自身にとっては大変なことも多かったと思いますが……。

コン・ユ「カーアクションは、現実では絶対にできないことなので、少し危険でもまるで遊園地の乗り物に乗るかのようにわくわくしながら撮影をしました。もともと車が好きなので、恐怖心といったものもまったく感じなかったんですよ。一緒に車に乗っていたカメラ監督に、『ちょっとスピードを落としてくれ』と言われるくらいスピードを上げていました。大橋から飛び降りるシーンは、ジャンプの瞬間がやはり怖かったです。ジャンプをするところから、飛び降りた後の潜水のシーンまで、すべて代役なしで撮影しました」

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