人の幸せが喜べなくてもOK
自分以外の人がみんな幸せにみえて、人の幸せを素直に祝えない経験、誰にでもあると思います。そんな時、「私はなんて性格が悪いんだろう」なんて落ち込まなくても大丈夫。
人が人の幸せを喜べるのは、自分自身が満たされて幸せな時です。逆に、人の幸せが喜べない時というのは、「自分を労わりなさい、愛しなさい」という警告が発せられている時ということです。
そんな時には、自暴自棄になって、「どうせ私は不幸!」と開き直るのではなく、なにかひとつでも、どんな小さなことでも、自分が喜ぶことをしてあげることです。
たとえば、家族にウケないからメニューから外れていた、実は自分が大好物のレシピの料理を、自分だけのために作ってあげるとか。そんなことから、大きな幸せにつながっていくのです。
すべてのことには教訓がある
いつも同じような問題や嫌な人に悩まされる、と感じることはないでしょうか。
またこのパターンだ、と気づいても、そこから抜け出せなかったり・・なんで?! と思うかもしれませんが、答えは簡単。その問題についての対処法をまだ学んでいないからなのです。
似たような問題にぶち当たった時、「うわ~、いやだ、まただ・・」と思うのと、「お、これは自分の問題解決能力が試されているのね」と思うのとでは、問題がもたらす意味がまったく違ってくるということは、理解できると思います。
嫌いな人を無理に好きになる必要はありませんが、「この人(出来事)は自分に何を教えているのだろう」「これを乗り越えたら、どんな益が自分にもたらされるのだろう」と問い続けることが大事なのですね。
例えて言うなら、自分が主演している映画をスクリーンの外から見ているような感じでしょうか。同じような出来事が繰り返し起こるということは、同じ映画を何度も見せられるようなもの。どんなに好きな映画でも、苦痛ですよね。
さっさと教訓を引き出して、次の映画に行きましょう!
まとめ
いかがでしたか?
好きな人とだけつきあっていれば楽ですが、嫌いな人や接していてなにかモヤモヤする人もまた、あなたになにかをもたらしてくれる存在なのです。次にネガティブな感情が訪れたら、歓迎とまではいかなくても、心のドアは開けておいてくださいね。
本書には他にも、実際に役立つ、苦手な人への対処法やワークも載っています。とことん自分の闇と向き合いたい方は、ぜひご一読を。