本当に「できる子」になるための親の心がけとは
「勉強は親のためにするものではない!自分のためにするもの」とは、誰もが当たり前のように分かっていることですから、ここであえて言う必要はないかもしれませんが、勉強は子どもの将来のために自ら進んでするべきものです。
分かっていても、勉強をやらせなければならないという親の使命感から、つい「勉強しなさい」と言ってしまう親は多いですが、子どもも無理に押し付けられては気持ちよく出来ないもの。こういった日々のやりとりに親も子もうんざりしている家庭は少なくありません。いったいどうしたらこの悪循環から抜け出せるのでしょうか。
まず大事なことは「子どもの力を信じ、勇気づけること」であると和田氏は言います。「あなたは絶対にできるはず」「あなたは絶対に東大に行けるはず」と親が信じ、実際に子どもに言い続けることだそうです。
「根拠のない自信を持たせる」それこそが勉強ができる子にするためのカギとなり、その後の人生において成功するための最大の要素になるのだそう。ひたすら子どもの力を信じ、勇気づけることが大切だということです。
しかし実際には、なかなか勉強に手がつかない、勉強に気が向かない子どもを目前にすると、どうしても「勉強しなさい」と口を挟みたくなりますが、「勉強をして成績が良くなって、社会的な地位を築くことで、一番得をするのはあなた」であることを我慢強く時間を掛けてじっくりと教えていく努力が必要となります。
このように「褒める」ことは、本当の意味で「できる子」にはつながらない可能性があることが分かります。
褒めてやる気を引き出し、伸ばしているつもりでも、そのやる気は長続きしません。勉強は楽しいことであり、やればやるほど得をし、何よりも自分のため、自分の将来のためになるということをしっかり意識させていくことが「できる子」に育てるためのコツであることを親としてしっかりと認識したいですね。
「勉強しなさい」ではなく「勉強をして得をするのはあなた自身」「あなたは絶対にできるはず」・・・今日から意識して言い換えてみませんか。