ここからスタートです。

いきなり、心電図モニターの音がピッ、ピッ、ピッとし出したかと思えば、突然、ピーーーーーーーーーーーー!!

何が起こるのか分からないので、軽くパニック!! 慌てて先に進むと、暴れる患者から生きたまま内臓を取り出し手術室に入ってしまう。

うおっ、こんなん叫ばないわけにはいかない!!

「ふぎゃあああああ!! ひょおおおおおわああああ!!」

追い立てられるように先に進みつつ、何もない場所ではのろのろ…。

残忍な時間が起きた数々の部屋を次々に通り抜けた先に見つかった地下空間。

この先に続く「収容病棟」で奇妙な現象が起こる…。

パワーアップした「恐怖」はココから始まる…

突然、目の前に男の人が現れて、普通に「何名様ですか?」と声をかけてきたので拍子抜け(笑)

エレベーターに乗れとのこと……。

うわー、コレはこれで怖いわぁ……。

焼却された患者の骸骨が・・・

エレベーターを降りると、すごく寒い。

先に進むと「死体安置室」や「焼却炉」などが現れ、冷気や熱風、鼻を突く臭いなどが充満し、不安になっていく。

装飾品や臭いなどがリアルすぎて、「もしかしたら本当にこんな世界へ来てしまったのでは…」と、フッと嫌な予感が脳裏をかすめる。

さっき、何もしないで通り過ぎていったお化けってなんだったんだろう?

本物のお化け????

…そんなわけない。

そんなわけないよ。

そう思いたいのに、なぜかジワジワと込み上げてくる「不安」。

この「不安」こそが、戦慄迷宮最大の恐怖かもしれない。

オバケが出るのが“お化け屋敷”だから、突然現れるオバケには怖がりながらもちょっと“安心感”を感じてしまうんだけど、影がサッ!と動たり、何もいないけど何かいるような気配を感じたりするのが異常に怖い。

それに息苦しい……。

気が付くと自分で自分を追い込んでしまう。

後ろから来るグループが、異常なくらい泣き叫んでいてそれもまた怖い。

さらに、静止画を撮ろうとしても、フラッシュがぜんぜん効かない。

お化け屋敷レポート恒例の不具合が発生し、変な汗がダラダラ出始める。

怖すぎて腰が「つ」の形みたいに曲がって歩いているのに、Cが腰をグイグイ押すので、仰け反ってしまい「く」の字になりながら歩く。

ちょっ、前回もそうだけど、なんで後ろにいるんだよー!! 前に出ろとは言わないけどせめて横に並んでよおおおおおお!!

もう平常心が保てないくらいにいろいろ起こるので、テンションがおかしくなる。

「わああああ!! あはははは!! ヤバいヤバい!! 怖い!! 怖いいい!!」

思わず絶叫しながら走り出して、無我夢中でドアをドーン!!と押し開け、スポーン!!と出口から飛び出す……(汗)

あっ……外だ。明るい!!! 無事、脱出できた……。

ドアの外に人がたくさんいて超恥ずかしい(汗)

前回よりも暗くて短かった気がするけど、そのぶん内容が濃くて怖さが増している気が。今回の方が絶対に怖いです。

 

……んっ?

 

……あれ……?

 

……そういえばさっき1人ひとりでいたおじさんは?

すっかり忘れてたけど、一度も会わなかった。

……おじさん、実在する人だったのかな……。

もうなにもかも怖い。。。

SPOT DATA

【絶凶・戦慄迷宮 ~血塗られた人骨病棟~】
■オープン日:平成30年7月14日(土)
■建物:二階建て(一部中二階)
■延床面積:約3,000平方メートル
■所要時間:約50分~∞(無限大)
■歩行距離:約900m
■利用制限:小学生以上 ※小学生は中学生以上の同伴必要
■収容人員:1日1,000人~1,500人限定
■利用料金:1人単位の料金から、一組(最大4名)単位の料金に変わります。
通常4,800円/組、繁忙期6,000円/組(フリーパス購入)
通常6,000円/組、繁忙期8,000円/組(フリーパス未購入)

【時間指定券について】
少ない待ち時間で廃病院内に入れるよう、時間指定を導入しているので、上手に利用することをお勧めします。

 フリーライター(たまにイラストレーター)として、雑誌やWebで執筆。現在はグルメ・旅の撮影や執筆、取材を中心にお仕事をしています。元飲食店オーナーだったこともあり、調理経験を生かして料理レシピやフードコーディネートも行っています。ブログ:『牡丹餅あんこのpoco a poco』