アドリブの連続を二人で乗り越えて、ギュッと仲良くなれました!

――CM撮影お疲れ様でした! 私も見学させていただきましたが、アドリブの連続で大変だったのではないでしょうか。

小関:大変でした! 素の焦った表情も撮りたいということで、僕たちはどんな言葉が出るのかを知らなかったので。でも楽しかった!

中川:もうすでにあまり記憶無いです、無我の境地というか(笑)。

小関:中川君とは、プライベートで会った事があったのですが、お仕事でご一緒するのがはじめてで。

そんな中で「2人で◯◯」っていうお題に決まると、短時間に目を見て息を合わせて、一緒に乗り越えた達成感がすごくて、ギュッと仲良くなれた感じが勝手にしています。

中川:あの「決まった!」って感じの雰囲気って、お芝居の現場の空気そのものというか。その瞬間って最高に気持ち良いですよね。

――特に印象に残っているお題は何ですか?

小関:なぜか同じカードばっかりあたることが多くて、僕、中川君の「マンチェスターへようこそ」シリーズがすごく好きだった。「表情だけで、マンチェスターへようこそ」とか(笑)。

中川:本当、マンチェスターばっかり出ててきて、なんだよ!?って(笑)。僕は小関君の「見えない相手に、この子20歳なんですよ」が好き。

小関:あ〜、あれ!嬉しい。その場でお題が決まって瞬発力が試される撮影だったので、

「あれ、もっとこうできたな」って思うこともありますね。

――お題カードの中に新しい言葉を入れるとしたら、どんな言葉が良いですか?

中川:う〜ん、「艶やかな」とかどうですか。難しそうですけど。

小関:そういう人によって表現が変わる言葉いいよね。あとはもっとアバウトに「色とりどりの」とか。

中川:大きなワードいいですよね、「今世紀最大の」とか。

小関:面白いと思う!

中川:「今世紀最大の、おはよう」とか、その人の今世紀最大が見れるので面白いなって。

――それはさらに瞬発力が試されそうなお題ですね! お2人が普段お芝居をするうえで、瞬発力を試される場面も多いのではないですか?

小関:そういう事もありますね。役を自分なりに解釈して現場に行ったら、監督が求めているのがその正反対だった時とか。あとは、自分たち以外の要因も多くて。

天気、動物、環境、色々な影響で思っていた通りの環境で芝居ができないこともあるので、あらゆるレーダーを張り巡らせて反応出来ないといけないなと思います。

以前、ご一緒したある役者さんがリハーサル中にはなかった、太陽のまぶしさをそのまま自然に演技に取り入れてらっしゃって。

その変化すらも演技にしちゃうのがすごいなと思いました。僕も、咳き込んじゃったのにOKになった事もあって、そういうハプニングが自然な演技につながることもあるので面白いなと思います。

役者“あるある”満載の『A3!』に共感したこと

――今回『A3!』のTVCMとして、様々なお題の演技にチャレンジされていましたが、『A3!』をプレイしてみて好きなキャラクターは誰ですか?

小関:(碓氷)真澄が好きなんですけど、最近(皆木)綴も良いなって思います。僕は脚本にチャレンジしてもなかなか書けないので、綴の才能がうらやましいです。

中川:僕も真澄君です。あの監督(プレイヤー)に執着しすぎている感じ、好きすぎる感じが好きで。普段はあまり感情が出ないのに、実は色々考えていて。

小関:意思があってそうしたわけじゃないのに、気づいたら真澄君がかなりのレベルになっていて、他は全部レベル1っていう。知らない間につぎこんでました(笑)。

――『A3!』は若手役者の育成ゲームなので、役者の裏側を描いていますが、お2人の様な本物の役者さんから見て、通じる“あるある”ってありますか?

中川:役者ならではのあるあるがたくさんあって、皇天馬君が初めて舞台に立つエピソードがあって、僕も舞台の経験があまり無いので、やりなおしのきかない独特の雰囲気にいっぱいいっぱいになっちゃうのとか分かるなあって。

頑張れーって応援したくなっちゃうなって。

小関:中学3年生から3年間同じ舞台に出させてもらったのですが、僕がセカンドシーズンで登場して、その時に、お客さんは最初のシーズンの完成度を期待している中どうやったら認められるだろうと努力したし、その時のキャスト仲間たちと一生懸命考えて頑張ったので、その時の達成感と絆がすごく強くて。

『A3!』の中でも、色々な状況から集まったキャストが一つの舞台に挑戦することで絆を強めていくので、ああ分かるなあって共感しました。

中川:芸能界ならではの専門用語もたくさん出てきますし、分かる!ってポイント多いですよね。

そして、役者以外のどんなお仕事の皆さんにも通じる、夢を追う事、目標に向かってがんばる事が描かれているので、たくさんの人が楽しめるゲームだなって。