近年、女性の働き方はかつてないほど多様化しています。
企業でのキャリアアップを目指す人、副業で収入を得る人、家事や育児と両立しながら短時間勤務を選ぶ人といったように、ライフステージや価値観に合わせた選択肢が広がり、働く場所や時間も「会社一択」から大きく変わりました。
一方で、産休や育休を経てキャリアが途絶えてしまったり、パートナーの転勤で退職を余儀なくされたり、子育て中で日々働ける時間にばらつきがあったり…と、女性の働き方にはいまだ課題が残ります。
その中で注目されているのが、主にインターネットを活用して自宅で仕事を行う「在宅ワーク」です。
そもそも「在宅ワーク」って？ メリットは？
在宅ワークとひと言で言っても、データ入力やSNS運用、オンライン秘書、プログラミングやイラストなど専門知識・技術を活かした仕事など、その内容は多岐にわたり、業務委託や正社員、アルバイトなど形態もさまざまです。
好きな時間に働くことができたり、転勤などで引っ越しても仕事を続けられたりと、従来の働き方に比べると、より個々のライフスタイルに合わせた働き方ができるのがメリットです。
実際に、結婚・出産を経た筆者も、新たな働き方として「在宅ライター」を選択したときには、「自宅で小さな子どもを育てながら、短時間でも働いて収入を得たい」という想いが一番にありました。
なかなか従来の働き方を続けられない、という人たちにとって、在宅ワークは新たな可能性を広げる選択肢のひとつとなっています。
在宅ワークならではの悩みも…
しかし一方で、在宅ワークならではの悩みも少なくありません。
例えば、ネット上で見つかる案件は単発や低単価の仕事が多く、安定した収入に結びつけるのが難しいという声が挙がります。
また、仕事内容やクライアントとの契約条件が不透明なケースもあり、「どの案件を選べばいいかわからない」「自分のスキルに自信がない」といった不安が障壁になることもあります。
こうした課題に共通するのは、“働き方の選び方”の難しさです。
ジャンルが多岐にわたる在宅ワーク。それぞれ必要なスキルや知識、仕事の進め方が異なるため、なかなか理想の働き方にたどり着けないといったケースも少なくありません。
では、より自分にあった働き方は、どうやって選べばいいのでしょうか。
