夫婦関係が影響する?もう1つの貯めるポイントはコレ!

では、毎月の収入のうちどれくらいの割合を貯蓄に回しているのかは気になるところですが、貯蓄に回している割合が高い家庭と、そうでない家庭の違いは何でしょうか。

その違いは「お金について夫婦でよく話し合うかどうか」ということです。よく話し合っている家庭の収入に対する貯蓄割合は21.2%であるのに対し、ほとんど話し合わない家庭は10.11%。その差は10%以上となっており、貯めるためには夫婦間の意識の統一が重要のようです。

ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏によると、夫婦間でお金のことをあまり話さない家庭は、話すことによって相手に「窮屈感やプレッシャーを与える」のではないかと心配して口に出せないというケースが多いとのこと。

例えば、相手がお金の悩みを1人で抱え込んでいた場合にプレッシャーを与えてはいけないと、見て見ぬふりをする夫婦もありますが、きちんと向き合って話し合い知恵を出し合えば、解決の糸口がつかめる可能性もあるのです。

また、収入に対する貯蓄割合も夫婦で話し合ってきちんと決めれば、貯蓄額と使える額が明確になります。

貯めるための第一歩は、収入と支出の現状を知り、今後どうするかの対策を夫婦別々ではなく家庭としてとることにありますから、夫婦の話し合いがいかに重要かが分かります。

まとめ

このように、貯めている家が意識してやっていることを2つお伝えしましたが、どちらも実行する上で大切なのは、夫婦が同じ意識で本気で貯める気持ちを持つことです。

しっかりとした意識を持って貯めることは意外に難しく、分かっていてもなかなか出来ることではありませんが、少なくとも「ポイントを貯めていますか?」の問いに「はい」とハッキリ答えられるくらいの意識レベルまでは持っていきたいものですね。

<参照>PR TIMES「〈全国の既婚者400人に聞いた、「楽天市場 夫婦のお財布調査2018」〉“貯まる家庭”と“貯まらぬ家庭” 家計金融資産に最大670万円の差

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。