<横浜のココがキニナル!>
井土ヶ谷・金子精肉店のコンビーフ。「どっちの料理ショー」で使われたこともある絶品で、噂では買いに行ってもすぐ手に入らないこともザラとか。どれくらいおいしい?(永田OLさんのキニナル)

 ※本記事は2014年11月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。

 

井土ケ谷へ

缶の周囲をめりめりと剥がしながら巻き取って、フォークか何かでぐいっと引っぱり出して押しつぶしてほぐせば、何かと合わせて調理しても存在感抜群、そのまま頬張ったときには罪悪感すらよぎるコンビーフに「買いに行ってもすぐに手に入らない」ほどの絶品があるという。

そんな話を聞くといても立ってもいられず、気がつくと京急井土ヶ谷駅を降りていた。

場所は井土ケ谷駅から1.6km、徒歩で18分ほど。

前日に電話したときには午前中はお店が忙しいとのことで、一段落した午後3時過ぎに伺うべく、環状1号線からかもめパンがある通りへと入った。

美味しそうなパンの匂いが漂う街角を横目にコンビーフを目指す。

ちなみにコンビーフとはcorned(塩漬けにした)beef(牛肉)のことであり、大辞林によると「牛肉の塊を煮て、細かくほぐし、調味してから牛脂とともに缶詰にしたもの。コーンド-ビーフ。コーン-ビーフ。」である。

お店のサイトでは、数ある商品のなかからコンビーフだけがトップページで紹介されていて「極上和牛の最高級品です! リピート率No.1の当店自慢の自信作!」とあった。バスを待ちきれずに急ぎ足で歩きだしたのはこの言葉に急き立てられたせいかもしれない。

などと考えているうちにお店に近づいているようだったので、ここかなと路地の奥を覗くと、軒先に書かれた「こだわり家」の文字が見えた。

近づいていくと「ほーむめいど ハム・ソーセージ」の文字も見えた。

この路地の奥へ目を凝らすと遠くに見える「こだわり家」の文字

バス通りから少し入った静かな住宅街に佇む店舗。

 

創業者である金子幸雄さん

店内に入り「昨日電話したはまれぽです。コンビーフのことで」と告げると、ご主人の金子幸雄さんと息子さんの金子剛久さんがお話を聞かせてくださった。

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