2.リビングの整理整頓の流れ
(1)現場を見ながら、ヒアリングする
山口「どのような過ごし方をしているか。例えばリビングで勉強している、リビングで着替えをしている、TVを観ながらテーブルでメイクしている、目の届くところで子どもを遊ばせたい、などを伺います。
また生活動線を確認することもポイント。例えば、洗濯物をベランダから取り込んでソファに置きっぱなしになる、メイク道具をダイニングテーブルの近くに置きたいが場所がないなどです。そして何がどこに収納してあるかも伺っておきます」
(2)プランを立てる
山口「整理整頓は、一時的に行っただけではもったいないものです。今後どのようにしていくか、ご依頼者と一緒に考えます」
(3)リビングを「○○コーナー」にざっくりと仕切る
山口「おもちゃコーナー、パパの書斎コーナーなど、ざっくり仕切ります。家具の配置との関係も考慮します」
(4)〇〇コーナーにものを集める
山口「〇〇コーナーに仕切ったら、コーナーごとに関係するものを集めます。そこに関係ないものを他のコーナーに移動します」
(5)アイテムごとに分類する
山口「次にアイテムごとに分類します。例えば、色々なものが混在している場合、『紙』関係をいったん集めて、その後で、本・雑誌・新聞・その他の書類に分けます。また、ドラッグストアで買うようなものを集めて、その後で、薬・掃除用具などのアイテムに分けるのも一つの例です。その後、アイテムごとに、要・不要の判断をしていただきます」
(6)残すアイテムを、使いやすい場所に収納していく
山口「残すアイテムは、使いやすい場所に収納していきます。その際、都度、使用頻度などをお聞きします。一旦、手持ちの収納用品を活用します。紙袋や空き箱なども利用します。ものの定位置を決めながら、必要な収納用品を検討します。適宜、収納棚などが汚れていたら埃や汚れを拭き取ることもします」
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まずはしっかりプランを立てて分類し、要・不要を判断して使用頻度なども加味しながら、収納用品を活用して収納していく。整理整頓のプロのワザは、とっても効率的に進められていくようですね。
家の中で気になる場所があれば、参考にして自分でやってみるもよし、家事代行に依頼するもよし。整理整頓を率先して行い、快適で気持ちよい生活を送りたいですね。
【取材協力】カジタク 山口さん
家事代行キャスト。予約半年待ちのカジタクの「片づけ名人」。現在は新人スタッフの研修も担当。カジタクは累計70万件を超える家事サービスを提供しています。
日々家事について学び、サービスに反映させ、実践し、いつの時代も最高の家事サービスをお届けし続けます。