渋谷・表参道・新橋など都内主要エリアを走行し、スポーツクラブ広告におけるモビリティ広告の効果を検証

モビリティ広告プラットフォーム『WithDrive』を運営する株式会社Essen(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:橘 健吾、以下「Essen」)は、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールクラブ「サンロッカーズ渋谷」と連携し、デジタルサイネージ車両広告を活用した実証実験を、2025年12月7日(日)~20日(土)の期間で実施中です。
本実証では、渋谷・表参道・新橋・虎ノ門・六本木・歌舞伎町・恵比寿・自由が丘などの都内主要エリアを走行する車両に、サンロッカーズ渋谷の試合告知やクラブ紹介クリエイティブを放映します。時間帯や走行エリアごとの広告接触数を推定し、スポーツクラブのプロモーションにおけるモビリティ広告の有効性を検証することを目的としています。

■取り組みの背景:スポーツクラブと街なかの新しい接点づくり
屋外広告は、街なかの人流に直接アプローチできる一方で、「誰にどれくらい届いたのか」「どのエリア・時間帯が効果的なのか」といった成果が見えづらいという課題を抱えてきました。特にプロスポーツクラブの試合告知や観戦プロモーションは、デジタル広告やSNSなどとの組み合わせが進む一方で、アリーナ周辺以外の街なかでどのように情報を届けるかについては、まだ検証の余地が大きい領域です。
Essenはこれまで、車両ラッピング広告やデジタルサイネージ車両広告を通じて、車両の位置情報データと人流データを掛け合わせた広告効果の可視化に取り組んできました。本実証では、その技術と知見を活かし、サンロッカーズ渋谷の試合情報を題材として、「スポーツクラブの情報発信」と「都市部の移動」を結びつける新しいプロモーション手法の可能性を探ります。
■実証実験の概要
本実証は、2025年12月7日(日)~20日(土)の14日間、サンロッカーズ渋谷のクリエイティブを放映するデジタルサイネージ車両を都内各所で運行し、エリア・時間帯ごとの広告接触状況を計測するものです。昼間(12:00~18:00)は、虎ノ門、新橋、都庁前、渋谷スクランブル交差点、恵比寿など、オフィスワーカーや買い物客が行き交うエリアを中心に走行します。夕方から夜間(18:00~21:00)は、六本木、歌舞伎町、渋谷スクランブル交差点といったナイトタイムの人流が多いエリアを中心に、ビジネス帰りや飲食・エンターテインメント目的の来街者へのリーチを図ります。
また、週末には表参道や自由が丘など、散策・ショッピング目的で訪れる人が多いエリアを走行し、平日とは異なる来街者層に対してクラブ情報を届けます。曜日と時間帯ごとに運行エリアを細かく設計することで、ビジネスパーソン、ファミリー層、若年層など、多様な層への広告接触を検証できる計画としています。
一部日程では、18時以降の時間帯から表示するクリエイティブを切り替え、日中はシーズンスケジュールやクラブの魅力を伝える内容、夜間は直近のホームゲーム来場を訴求する内容など、時間帯に応じた訴求内容の最適化も試験的に行います。
走行ログと位置情報データ、各エリアごとの推定インプレッションを掛け合わせることで、「どのエリア・どの時間帯・どの訴求が、試合告知やクラブ認知の向上に有効であったか」を分析し、今後のスポーツマーケティングやスポンサー施策に活用可能な知見の獲得を目指します。
実施スケジュール

※いずれも運行時間は 12:00~21:00 を想定しています。
■今後の展望
本実証で得られた知見は、サンロッカーズ渋谷のプロモーションにとどまらず、他のプロスポーツクラブやスポンサー企業、自治体との連携にも展開していく予定です。試合告知やイベント告知といった「期間限定の情報」を、オンライン広告だけでなく、街なかの移動シーンを通じて生活者に届けることで、アリーナ周辺以外の場所でもクラブとの接点を生み出すことができます。
Essenは、デジタルサイネージ車両広告と車両ラッピング広告の両輪で、モビリティ広告という新しい屋外メディアの価値を高めるとともに、スポーツをはじめとしたさまざまな領域での活用を進めてまいります。
サンロッカーズ渋谷 ご担当者様からのコメント
Essen様の持つモビリティ広告とデータ解析技術を活かし、広告が溢れる東京において、新しいプロモーション手法の可能性を共に探っていけることを大変嬉しく思います。サンロッカーズ渋谷は、バスケットボールを通じてすべての人々に夢や希望を届け、地域やコミュニティに新たな価値を創出することを目指し、これまでもさまざまな挑戦を続けてきました。
今回の取り組みは、これまでスポーツに関心のなかった方々とも“街中で偶然出会う”ような新しい接点を生み出し、スポーツ観戦を日常の延長線上にあるエンターテインメントとして広げていくことを目指した挑戦です。こうした取り組みを通じて、スポーツを活かした感動体験をより多くの方々に届けられるよう努めてまいります。
株式会社Essen 代表取締役 橘 健吾 のコメント
この度、B.LEAGUEを牽引するサンロッカーズ渋谷様と、このような先進的な実証実験をご一緒できることを大変光栄に思います。デジタル広告が主流となる現代において、リアルな街なかで生活者の記憶に残る『偶然の出会い』をいかに創出するかは、多くのスポーツクラブにとって重要なテーマです。当社のデジタルサイネージ車両は、人が集まる場所へ『能動的』に情報を届け、その効果をデータで『可視化』できる点に最大の強みがあります。
本実証を通じて、渋谷を拠点とするサンロッカーズ様の熱量を都内全域へ広げるとともに、データドリブンな運用によってスポーツマーケティングに新たな指標を提示できると確信しています。街とクラブの新しい接点を創出し、スポーツ産業のさらなる活性化に貢献してまいります。
■Essenの「デジタルサイネージ車両広告」が持つ、3つの特徴
Essenが提供するデジタルサイネージ車両広告は、従来の屋外広告が抱える課題を解決する、以下の3つの特徴を持っています。1.柔軟な広告配信と機動力
乗用車の機動力を活かし、特定のエリアや施設周辺、さらにはターゲット層が多く集まる場所を狙って、時間や場所にとらわれない柔軟な広告配信が可能です。従来の固定式看板では難しかった「動的」な広告展開を実現します。2.ダイナミックなクリエイティブ運用
時間帯(例:ランチタイム、ディナータイム)、天候、周辺のイベントなど、状況に応じて表示する広告クリエイティブをリアルタイムで変更可能です。これにより、生活者の状況に合わせた最適なメッセージを届けることができ、広告効果の最大化とクリエイティブ変更コストの削減を両立します。3.基幹特許技術(特願2021-040869)に基づく、広告価値の可視化
Essenの広告効果測定は、単なるインプレッション数の推定に留まりません。核となるのは、地図上の各エリアが持つ「広告価値」と、広告車両の「走行データ」を掛け合わせて広告効果を算出するという、車両広告の効果判定に特化した独自の特許技術(車両広告装置、車両広告方法及びコンピュータプログラム:特願2021-040869)です。これにより、広告接触者の来店計測といった直接的な効果に加え、広告活動全体の価値を精緻に可視化し、費用対効果の最大化を実現します。
■モビリティ広告プラットフォーム『WithDrive』について
『WithDrive』は、「乗用車に広告を掲載したい企業(広告主)」と「自分の車に広告を掲載して収入を得たい方(ドライバー)」をマッチングするプラットフォームです。これまで主に「車両ラッピング広告」を展開してきましたが、今回の「デジタルサイネージ車両広告」は、これまでの知見を活かした新たな取り組みであり、今後は両サービスを軸に、広告主様の多様なニーズに応えてまいります。
『WithDrive』の最大の特徴は、車両の正確な位置情報データと人流データ(※)をもとにインプレッション数等の効果指標を算出する独自の特許技術にあります。これにより、従来のOOHメディアでは難しかった広告効果を可視化し、広告主様はオンラインで到達できない層へ効果的に広告を届けると共に、メディアミックスによるマーケティング施策とその評価・改善をデータドリブンに実行できます。
※人流データ:人の滞留や移動を数値化したもの。主にスマートフォン等のGPSデータから取得されます。
■株式会社Essenについて
会社名:株式会社Essen所在地:神奈川県川崎市中原区木月1-32-3 内田マンション2F
代表者:代表取締役 橘 健吾
設立:2021年8月
事業内容:モビリティ広告プラットフォーム『WithDrive』の開発・運営
URL:https://www.essen-withdrive.com/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社Essen担当:本間夏貴
メール:honma@essen-japan.com
電話:090-3160-4367
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