世界5カ国が集結し1月17日開幕


イラスト:日本工学院八王子専門学校 デザイン科イラストレーション専攻2年 夛田 虎留


2026年1月17日~18日に開催する「第 26 回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会」(会場:東京国際交流館プラザ平成)(東京・お台場)。今大会に、モンゴルから107Kg超級の東京2020金メダリスト、Sodnompiljee Enkhbayar選手 の参加が決定しました。本大会は、日本を含む5カ国(モンゴル・韓国・台湾・カザフスタン・日本)の選手が参加する国際招待大会として開催されます。

■ 世界基準を体感できる全日本


足を切断後、柔道から競技転向したという、モンゴルの Sodnompiljee Enkhbayar選手 は2016年、リオパラリンピックでモンゴル初の銅メダル獲得。東京2020では245kgを挙げて、金メダル。パリ2024では銀。

日本選手にとって、世界基準の「記録」「試技精度」「試合の緊張感」を同じ舞台で体感できる貴重な機会となります。




Sodnompiljee Enkhbayar選手(撮影:西岡浩記)


■国際大会への分岐点となる一戦


本大会は日本人選手にとって、名古屋2026アジアパラ競技大会、そして2028年ロサンゼルス・パラリンピックへとつながる重要な分岐点となります。

- 名古屋2026アジアパラ競技大会 

【VS ライバル】 「ランキングを上げろ!」
男子9位・女子7位以内の枠を巡る、1kg単位の争い

- 2028ロスパラリンピック 

【VS 自分】 「標準記録を突破せよ!」
ロスへの第一歩「アジア・オセアニア大会」(4月・タイ)日本代表権が懸る




・ロスパラリンピックへの道のりについての詳細は【 こちら
・アジア・オセアニア選手権大会(4月・タイ)については【 こちら



■注目選手、三選 (上記2大会どちらに向けても勝負がかかっている注目選手)


男子59Kg級 光瀬智洋(エグゼクティブプロテクション)





【背景】
今大会で自身が持つ日本新記録と同記録、157Kgを出すと、ロスパラリンピックへの夢が繋がる。が、ここ2年記録の更新ができていない。今大会告知のために行ったイベント(12月)にて、参加者の声援に後押しされ150Kgの挙上をデモンストレーションで披露。必ず157Kgを成功させることを、聴衆に誓った。

【コメント】
パラリンピックで日本人初のメダリスト、という夢の実現に向けて皆さんの応援をすべて力に変えて挑みます。


男子80Kg級 日野雄貴(シンプレクス・ホールディングス)





【背景】
現在自己ベストは172Kg。取らなければならない記録は180Kg。180Kgを成功させる力はあるものの、2大会連続で試技の精度が足りず、記録として樹立することができていない。10月の世界選手権後、すぐ成功判定がもらえるフォーム研究に入っており、今大会での180Kg成功を何としても実現させたい。

【コメント】
今大会で180kgを挙げなければ次はない。その覚悟で臨みます


女子61Kg級 桐生寛子





【背景】
現在自己ベストは自身が持つ日本新記録の78Kg。取らなければならない記録は81Kg。まだ挑戦したことのない81Kgだが、感触は「挙がる」と告げている。 練習で掴んだ確かな手応えを、本番での成功に変える。

【コメント】
目標記録の81Kgまで、あと3kg。その壁を、この全日本で越えたいです



■大会概要

- 大会名:第26回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会
- 日程:2026年1月17日(土)~18日(日) 
- 会場:東京国際交流館プラザ平成(東京・お台場) アクセス
- 共催:東京都
- 参加国:日本、モンゴル、韓国、台湾、カザフスタン
- 観戦:無料/申込不要

大会ページ

■大会スケジュール


 1月17日(土)10:00 開会式  10:30 競技開始  16:00 競技終了(予定)
 第1セッション|男子49Kg級、54Kg級、59Kg級
 第2セッション|女子41Kg級、45Kg級、50Kg級、55Kg級、67Kg級
 第3セッション|男子65Kg級、72Kg級

 1月18日(日)10:00 競技開始   15:00 競技終了(予定)
   第4セッション|男子80Kg級、88Kg級
 第5セッション|女子61Kg級、73Kg級、79Kg級
 第6セッション|男子97Kg級、107Kg級、107Kg超級

・1セッション約1時間
・試合中の入退場自由

■大会の楽しみ方


観るだけじゃない!「応援のブーメラン効果」で元気をチャージ

ステージにあるのはベンチ台が一つだけ。敵味方なく、一人の選手に会場全員のエールが集中します。
この一体感で、脳科学でいう「応援のブーメラン効果(人を応援すると自分も元気になる現象)」 が体感できます。選手にパワーを送り、あなた自身も明日への活力を持ち帰る。そんな「心と体が熱くなる観戦体験」にお越しください。

試合の合間も楽しい!

会場では、P.UNITED(※) によるパラ・パワーリフティングを含む「8つのパラスポーツ」に挑戦できる体験コーナーを設置。さらに、リカバリーウェアや機器の体験、遺伝子検査キットの紹介など 、健康・美容に関心の高い方にも楽しんでいただけるブースも出展予定。
※P.UNITED:当連盟を含む8つのパラスポーツ競技団体による合同プロジェクト。競技の枠を超えた連携により、
       ジョイントマーケティングや共生社会の実現を目指して活動しています。


■日本工学院八王子専門学校との大会運営コラボ進行中(今大会で8年目に突入)


6つのカレッジがそれぞれの得意分野で大会運営に力を発揮します。                         

・メインビジュアルが決定
デザイン科イラストレーション専攻2年生、夛田 虎留 さんの作品がメインビジュアルに
決定しました。




・メインテーマ曲が決定
ミュージックカレッジ ミュージックアーティスト科 サウンドクリエイターコース2年生、
金城 李一さん作 「Oldest reach」。

【作者コメント】
 パラ・パワーリフティングは、人間の可能性を強く感じました。そこで音楽でも様々
 な世界観を融合させ、自由な羽ばたきを表現しました。「Oldest reach」最古の到達点。
 人間の昔から変わらない力強さの到達点がこの会場で発揮されてほしいです。


・大会盛り上げ映像
メインテーマ曲のほか、大会を彩る合計6曲が選考され、クリエイターズカレッジが曲に合わせて
動画を製作中。
                                                                 
・ 判定ランプ
テクノロジーカレッジが作成した「失敗の理由の色を視覚的にわかりやすく表現する」判定ランプに改良を重ね、バージョンアップ中!

・選手サポ―ト
大会のステージ上や、アップ場でバーベルの付け替えや、選手補助をする大事な役割を担うのはスポーツ・医療カレッジ。日常練習会に参加し一年をかけてサポートの練習をしています。

・アプリを使って競技普及
ITカレッジは大会メインビジュアルを使ったパラ・パワーリフティングに親近感がわくアプリを作成。毎年アプリに改良を加えバージョンアップを図っています。


■取材のご案内について

2026年1月上旬に改めてご案内予定です。事前の取材依頼やご相談は、下記担当者へお気軽にお問い合わせください。










※ この大会は、スポーツ振興基金助成金を受けて実施されます
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