2PM 左からチャンソン、ウヨン、ジュンケイ、ジュノ、ニックン、テギョン

2PMのライブは“原点回帰”――ライター中川薫

つい先日、デビュー10周年を迎えた2PM。早いもので、私が2PMさんを初めて取材させていただいてから、7年という月日が経ちました。当時、“野獣アイドル”と呼ばれていた6人に対して持っていたイメージは、「アイドルなのに、イカつい青年たち」。実際お会いしてみたら、「若さと情熱を燃やしながら、目標に向かってひた走る、礼儀正しい青年たち」だったんです。その後も「意外と気さく」「思ったより、よくしゃべる」「想像以上にギャグを飛ばす」と、取材のたび、彼らに親しみを持つようになり、気付けば、メンバーたちが、まるで自分の甥っ子のように感じられるようになりました。彼らが何らかの活動をする時、「ウチの甥っ子くん、がんばってるかな?」と気になって、つい見てしまうんです(おこがましくてすみません…)。

甥っ子といいましたが、実は人生においての師でもあります。ジュンケイさんには本物の歌声が持つパワーの確かさを、ニックンさんには人に配慮するということの尊さを、テギョンさんには2PMへの思いの深さ(とギャグの飛ばし方)を、ウヨンさんには目の前にいる人を笑顔にすることへの意義を、ジュノさんには夢を現実にするその素晴らしさを、チャンソンさんには「結果だけが全てではない」と言い切れる強い心をもつすばらしさを教えていただきました。私よりずっと若い方たちですが、人生の経験値という意味では、私など足元にも及びません。たくさん苦労し、努力を積み重ね、自分自身の弱さと強さを受け入れた人だからこそ教えられることです。

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