すぐにできる!唇の荒れ対策5選
ここからは、日常生活で取り入れやすい対策方法を5つご紹介します。ぜひ自分の習慣と照らし合わせながら取り組んでみてください。
1.こまめに唇の保湿をする
唇は乾燥に弱い部位のため、こまめに保湿をすることが重要です。リップクリームやバームを活用して、唇に潤いを与える習慣をつけましょう。洗顔後や食事の後、外出前後に唇に塗るなど、保湿のタイミングを決めておくと習慣として継続しやすくなります。
リップクリームはヒアルロン酸やワセリン、ハチミツなどの保湿成分が含まれているものがおすすめです。 さらに、UVカット機能つきのリップクリームを選ぶと、保湿と紫外線ダメージの両面がケアできます。たとえば、外出時には「保湿+UVケア」ができる1本を持っておくと安心です。
場合によってはリップクリームに含まれるメントールなどの成分が刺激になることがあります。荒れがひどい場合や敏感肌の人は、低刺激のものを選ぶようにしましょう。
2.こまめに水分補給をする
からだ全体の水分が不足していることも唇の乾燥につながります。とくに、冬場は喉の渇きを感じることが少なくなり、水分補給も少なくなりがちです。
そのため、意識をしてこまめに水分を摂るようにしましょう。たとえば、1時間に一口でもお茶や水を飲む、就寝前や起床後にコップ1杯水を飲むなどの習慣化がおすすめです。
3.加湿器を活用する
室内の空気が乾燥していると、唇から水分が蒸発しやすくなります。加湿器を使用して空気中の湿度を保ちましょう。暖房使用中はとくに乾燥しやすいため、加湿器を併用して乾燥しすぎないようにすることが大切です。
加湿器が手元にない場合でも、洗濯物を室内に干したり、観葉植物を置いたりすることで室内の湿度を上げることができます。
4.栄養バランスのいい食事を心がける
唇の健康を保つために、栄養バランスのいい食事を心がけることも大切です。とくに、皮膚や粘膜のターンオーバーに関わるビタミンAやビタミンB群などを意識して摂りましょう。
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を保つのに必要な栄養素で、レバーやうなぎなどに多く含まれます。ビタミンB群はビタミンB1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンの8種類の栄養素のことで、エネルギー代謝や新陳代謝などに関わっています。
肉類や魚介類、卵、豆類、野菜などの食材に含まれているため、さまざまな食材をバランスよく取り入れることが大切です。
なお、ビタミンAは摂りすぎるとかえって唇の荒れを引き起こすことがあります。一般的な食事であれば過剰摂取になる可能性は低いですが、サプリメントやビタミンAが豊富な特定の食材を大量に摂ると過剰症になることがあるため摂りすぎに注意しましょう。(※1)
5.癖を直す
無意識に行ってしまっている「唇をなめる」「唇を触る・こする」「口紅を頻繁に塗ったり落としたりするときに強くこする」などの癖が、唇の荒れを悪化させていることがあります。
唇を舐めすぎると唾液が蒸発する際に唇の必要な水分も一緒に奪ってしまうことがあります。 乾燥してめくれた皮をむいてしまうのもNGです。
また、リップクリームや口紅を頻繁に塗ったり、食後にナプキンやティッシュで口元を強く拭いたりするのも、唇の表面に刺激を与えてしまうため荒れを促す原因のひとつになります。唇を触る癖がある場合は意識的に、必要以上に触らずこすらないことを心がけましょう。
唇の荒れ対策には漢方薬もおすすめ
唇の荒れ対策には、不調の根本原因からアプローチして症状の改善を目指す漢方薬の活用もおすすめです。漢方薬は植物や鉱物などの自然由来の生薬でできており、からだへの負担が少ないセルフケアを取り入れたい人にも向いています。
唇の荒れには「血流をよくして肌に栄養を届ける」「乾燥で生じる炎症を抑える」「水分の循環をよくして潤いを与える」などの働きがある漢方薬を選びましょう。
<唇の荒れ対策におすすめの漢方薬>
・当帰飲子(とうきいんし)
血流をよくして皮膚に潤いを与えて、唇の乾燥に働きかける漢方薬です。皮膚のかゆみや炎症などにも用いられます。
・温経飲(うんけいいん)
上半身にこもった熱を冷ますことで、唇に潤いを与える漢方薬です。手のほてりやしもやけ、更年期障害などにも用いられます。
スマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような、オンライン個別相談も話題です。あんしん漢方はAI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれるオンライン漢方サービス。
スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談できますよ。お手頃価格で不調を改善したい方は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。
日々のケアが唇を変える
唇は乾燥や紫外線などの刺激によって荒れやすい部位であり、唇の荒れを防ぐには日々のケアが重要です。保湿や栄養バランスのいい食事、唇に刺激を与える癖の見直しなどのセルフケアを続けましょう。なかなか改善しないと感じたときには、漢方薬を活用して内側から整えることも選択肢のひとつです。今日からできるセルフケアを継続し、健康的な唇を取り戻しましょう。
<参考文献>
※1 公益財団法人長寿科学振興財団健康長寿ネット「ビタミンAの働きと1日の摂取量」
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師:山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。



















