トレッキングスタート! コースは左回りがおすすめ
「八方池山荘」前から、トレッキングスタート。
公衆トイレがあるので、用を足しておきましょう。
トイレは、このあと、標高1,974mの石神井ケルンにもあります。
標高1,830mの「八方池山荘」から、標高1,974mの石神井ケルンまでは、大まかに、右手と左手にコースが分かれています。
右手は、尾根づたいに最短距離を進むものの、勾配がきつく、足元もガレ場で不安定です。
一方の左手は、尾根をトラバースし、比較的に緩やかな勾配で、整備された木道が続きます。
一見すると遠回りしているような気分になりますが、歩きやすさは雲泥の差。
特に序盤は、運動に身体が慣れるまで苦しさを感じるのが普通なので(ゆっくりでもいいので、止まらずに進んでいると、次第に楽になります)、どうしても急勾配を登りたい! というのでなければ、左手を進むのが断然おすすめです。
道中も、見どころがたくさん。
序盤は、左手に、八ヶ岳や、白馬の五竜岳・鹿島槍ヶ岳。
標高1,974mの石神井ケルンを過ぎると、右手に、白馬三山が姿を現します。
八方池に到着! おすすめ撮影スポット2箇所
石神井ケルン以降は、足元に大小さまざまな石がある、ガレ場になります。
小さな石を蹴落とさないよう、注意しましょう。
踏み外して足首を捻ったりするのは自己責任ですが、蹴飛ばした石が、下にいる登山者に当たったりすれば、大変です。
それ以外は、難所らしい難所もなく、たとえゆっくりでも、時間さえかければ、ほどなく八方池に到着します。
八方池は、周囲をぐるっと囲むように、道があります。
おすすめの記念撮影スポットを2つ紹介します。
1つ目は、池を正面に見て左手に進み、第3ケルンの付近から、八方池を見下ろすスポット。
広角レンズがない場合、八方池の全景と、背後の山々を映すには、ここがベストです。
2つ目は、1つ目の撮影スポット・第3ケルン付近のすぐ足元、八方池のほとりです。
白馬三山から天狗ノ頭、不帰嶮などの山々の素晴らしい威容が、八方池のまるで鏡のような水面に映り込み、時間を忘れて見入ってしまうほど。
ぜひ、お天気を祈ってください!
快晴でも、雲が流れてきて一瞬で雲ってしまうこともあり、逆に雲の中だと思ったら30分だけ晴れてくれた、というケースもあるのが、山のお天気です。