レジでは、竹炭焙煎のコーヒーやカフェラテ、抹茶ラテ、ソフトクリームなどのテイクアウト商品も販売。カフェラテなどのドリンク類には、ラテの表面がミッフィーの顔になるようデザインされた可愛いドリンクスリーブがついてきます。

テイクアウト商品の中でも注目したいのが、「チーズケーキソフトクリーム」(560円)。「ブルーナにちなんで、原料にオランダ産のチーズを使用し、絵本に登場するお星さまをイメージした星型のチーズをトッピングしました」と嶋津さん。

ブルーナの絵本を読んでから訪れると、細部までより楽しめそうですね。

出会えるのはここだけ!落ち着いた趣の和風ミッフィーグッズ

自慢は焼きたての可愛いパンだけではありません。ベーカリーの左側に設けられたグッズコーナーを見渡すと、数えきれないほどの商品が目に飛び込んできます。

なんと同店のオリジナルグッズだけで450種以上、仕入れ品も含めると、1100種近くあるとのこと。

ブルーナの絵本を子どもに読み聞かせているママたちに使ってもらえるようにと、キッチン雑貨を中心にラインナップ。特に、店頭に並ぶ35種以上の色とりどりの豆皿と箸置きには目を奪われました。

一般的なグッズショップで見かけるミッフィーグッズといえば、オレンジやイエロー、ブルーなどのビビッドカラーのイメージがあります。一方、同店のオリジナルグッズは、日本の伝統色である藍色や桜色などを使った落ち着いたデザインで、ひと味違う雰囲気。

南部鉄器、清水焼の器など、高級感あふれる品も。

そのほか、名入れもできるお箸や、手ぬぐい、風呂敷、がま口といった京都らしさ満点の和雑貨、子どもといっしょに使えるオーガニックのスキンケアコスメなど、自分用にもお土産にもピッタリな品がいろいろ揃っています。

キャラクターをモチーフにしたショップやカフェ自体は全国に増えていますが、「和×ミッフィー」というテーマで、しかも本格的なベーカリーを併設したショップは他にはありません。

「みっふぃー桜きっちん」の発案者だという株式会社 寺子屋の近藤和也さんに企画の意図を聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。

「ディック・ブルーナさんのキャラクターには、見る人によって楽しそうに見えたり、悲しげに見えたりと、想像力をかき立てる奥深い魅力があります。

私自身、もともとブルーナさんの独特の世界観が好きだったのですが、その魅力を直接伝えられる空間を作りたくて企画したのが、この店です」(近藤さん)。

そこかしこにミッフィーや同店のテーマに関係するモチーフを潜ませたインテリアも、こだわりの一つなのだとか。ベーカリー併設のショップというユニークな形態にも、ブルーナらしさが現れているのかもしれません。

皆さんも、京都旅行や観光で嵐山を訪れた際には、同店でブルーナの世界に浸ってみては?

ブルーナファンはもちろん、パンが好きな人、可愛いものが好きな人なら満足できること間違いなしのお店ですよ!

※価格はすべて税抜き表示

©Mercis bv

取材協力:みっふぃー桜きっちん株式会社 寺子屋

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。