ビーライズとデータスタジアム、広島東洋カープ公式戦で753人が体験。リアルタイムの試合データを視界に表示する新たな観戦体験の可能性を検証
株式会社ビーライズ(本社:広島市南区、代表取締役:波多間俊之、以下「ビーライズ」)は、データスタジアム株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石澤 健史、以下「データスタジアム」)と共同で、2026年9月22日(火)・23日(水)の2日間、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で開催された広島東洋カープ公式戦において、ARグラスとリアルタイムの試合データを組み合わせた次世代観戦体験の実証実験を実施しました。
本実証は広島東洋カープの協力のもと、XREAL製ARグラスを使用して実施しました。データスタジアムが提供する「Sports Data Live」の試合データを活用し、実際の試合を観戦しながら、スコアや選手情報などを視界内で確認する体験を来場者に提供しました。
2日間で取得した体験アンケートは753件。1人あたり約3分という短時間の体験ながら、92.4%が「試合を見ながらデータを確認できることに魅力を感じた」、81.6%が「実際の試合中にもっと長い時間使ってみたい」と回答しました。今回の結果から、リアルなスポーツ観戦とデジタル情報を組み合わせる新たな観戦スタイルへの高い関心と、ARグラスがスポーツ観戦を拡張するインターフェースとなる可能性が確認されました。

ARグラスを装着し、実際の試合を見ながらリアルタイムの試合データを確認する体験の様子
■ 「リアル観戦」と「デジタル情報」を一つの体験へ
スタジアム観戦には、選手の動きや歓声、応援、会場の熱気など、現地だからこそ得られる大きな魅力があります。一方、選手成績や試合データなどを確認するためにスマートフォンへ視線を移すと、その瞬間は目の前の試合から視線が離れてしまいます。そこで本実証では、「目の前の試合を見ながら、必要な情報を同じ視界の中で得ることができれば、現地観戦はさらに楽しめるのではないか」という仮説のもと、ARグラスを活用した観戦体験を検証しました。
データスタジアムが持つスポーツデータの知見と、ビーライズが培ってきたXR・ARグラスを活用した体験設計の知見を組み合わせ、現地観戦とデジタル情報を融合した新しいスポーツ観戦のあり方を探る取り組みです。
■ 実証実験概要




実証時のARグラス越しの視界。試合を見ながら選手・試合データを確認。
■ 92.4%が「試合を見ながらデータを見ることに魅力」
今回のアンケートでは、ARグラスそのものの体験評価だけではなく、スポーツデータを見ながら観戦することに価値を感じるか、スマートフォンではなくARグラスで情報を見る意味があるか、より長い時間使用してみたいと思うか、という観点から調査しました。
「ARグラスが珍しくて面白かった」という体験評価にとどまらず、9割を超える体験者が「試合を見ながらデータを見る」という観戦スタイルそのものに魅力を感じる結果となりました。また、約3分という短時間の体験にもかかわらず、8割以上が「もっと長い時間使ってみたい」と回答しました。
■ 求められているのは、目の前のプレーをより深く楽しむための情報
「今後ARグラスで見られると嬉しい情報」を複数回答で聞いたところ、上位には以下の項目が挙がりました。・球速・球種など、今の投球に関する情報:66.3%
・リプレイ映像:49.4%
・打者・投手の成績:46.2%
・打者と投手の対戦成績:45.1%
単に試合のスコアを確認するだけではなく、球速・球種や対戦成績、リプレイなど、「今、目の前で起きているプレーをより深く楽しむための情報」へのニーズが高いことが分かりました。
これは、スマートフォンに表示されている情報をそのままARグラスへ移すのではなく、現実の試合とデジタル情報を組み合わせることで、現地観戦ならではの新しい価値を生み出せる可能性を示しています。
■ 観戦頻度によって求める情報が異なる兆候も
アンケートを観戦頻度別に分析すると、普段から野球をよく観戦する層では、選手成績や対戦データ、リプレイなど、試合をさらに深く楽しむための情報への関心が高い傾向が見られました。一方、観戦頻度が低い層では、「この場面の見どころ」など、試合を見るポイントを伝える情報への関心が比較的高い傾向が見られました。今回の調査では観戦頻度が低い回答者数が限られるため、今後さらなる検証が必要ですが、詳しいファンには「より深く楽しむための情報」、初心者には「試合を理解し、楽しむための情報」というように、観戦者の知識や興味に応じて提供する情報を変えることで、ARグラスならではのパーソナライズされた観戦体験につながる可能性があります。
■ 長時間利用に向けて、視認性や装着性などの課題も
今回の実証では、新しい観戦体験への高い期待が確認された一方、実際に長時間使用するための課題も明らかになりました。体験者からは、以下のような意見が寄せられました。・文字や数字の視認性
・ARグラスの重さや装着感
・普段使用しているメガネとの併用
・情報を表示する位置や量
今回の結果をもとに、単純に表示する情報を増やすのではなく、試合観戦を邪魔せず、その瞬間に必要な情報を自然に提示できる体験設計について、今後さらに検証を進めます。
■ 現地観戦を拡張する、新しいスポーツ観戦の形へ
テレビ中継では、実況・解説、リプレイ、選手データなどのさまざまな情報とともにスポーツを楽しむことができます。一方、スタジアムには、選手を自分の目で見ることや、会場の歓声、応援、一体感など、現地でしか得られない魅力があります。今回の実証が目指したのは、そのどちらかを選ぶことではありません。「目の前の試合そのものを楽しみながら、その体験をより豊かにする情報が自然に視界へ届く」ことです。ARグラスとスポーツデータを組み合わせることで、現地観戦そのものを拡張する新たなスポーツ観戦体験の可能性を探っています。
■ 今後の展開
ビーライズとデータスタジアムは、今回得られた753件のアンケート結果や利用者の反応を分析し、それぞれが持つXR技術とスポーツデータに関する知見を活かしながら、新しいスポーツ観戦体験の可能性を引き続き検討していきます。今後は、以下のテーマを中心に検証を進めます。
・より長時間での観戦体験の検証
・観戦者の知識や興味に応じた情報提供
・表示タイミングや情報量などUI・UXの改善
・現地観戦と相性の良いスポーツデータの検討
リアルなスポーツ観戦とデジタル情報を融合し、これまでにない新しい観戦体験の実現を目指します。
※アンケート結果は、2026年9月22日・23日の実証実験における体験者753名の回答を集計したものです。5段階評価の設問は「4」「5」を肯定回答として集計しています。複数回答の設問については、合計が100%を超える場合があります。
データスタジアム株式会社について
会社名:データスタジアム株式会社
所在地:〒102-0075 東京都千代田区三番町8-1 三番町東急ビル5F
代表者:代表取締役社長 石澤 健史
事業内容:野球・サッカー・バスケットボールなどのスポーツデータの取得、分析、配信
Webサイト:https://www.datastadium.co.jp/
株式会社ビーライズについて
会社名:株式会社ビーライズ
所在地:広島県広島市南区松原町2-62 広島JPビルディング8F
代表者:代表取締役 波多間 俊之
事業内容:XR・AI・デジタルツインを活用したシステム及びデジタルコンテンツの企画・開発
Webサイト:https://berise.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
データスタジアム株式会社 広報担当
E-mail: kohoteam@datastadium.co.jp
株式会社ビーライズ 広報部
E-mail: contact@berise.co.jp
TEL:082-264-2600
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