来年も心がけたい! 鍋とフライパンを長持ちさせる5つの秘訣

空焚きをしない

空焚きとは、油をひかずに加熱を続けること。内面加工(ふっ素樹脂やテフロンなど)をしている鍋やフライパンを使用する時は、油を引くことを推奨しています。これは、温度の上がりすぎを防ぎ、内面加工を長持ちさせてくれるためです。

「空焚き」をすると、内面加工が傷みやすくなり、寿命が短くなるおそれがあります。また、ホーロー(琺瑯)素材の鍋で空焚きをすると、表面のガラス質にヒビが入る原因にもなりますのでご注意を。

弱火~中火で調理をする

鉄素材の鍋/フライパンを除いて、極端な強火調理は本体の素材を痛める原因になります。調理中の強火は、鍋やフライパンの底面からはみ出てガスや電力が無駄になるだけでなく、内面加工をいため、変形するおそれがあります。そのため火力は弱火~中火で!

先のとがった金属ヘラで勢いよくこすらない

内面コーティングの中には金属ヘラOKをうたう商品もありますが、角のとがった金属製のヘラなど、鋭利な道具の使用は避けましょう。

スチールたわしや、クレンザーなどで勢いよくこすらない

内面加工のしてある鍋やフライパンやホーロー(琺瑯)は、表面にガラス質を焼き付けたものです。傷がつきやすいスチールたわしや、クレンザーなど尖ったものでこすることは避けてください。

汚れをいきなりこすると内面加工などを痛めるおそれがあります。お湯や水に充分浸してやわらかくしてから、スポンジ等で丁寧に取ることが大切です。

ちなみに鉄、銅はこすっても大丈夫!

調理後は早めに別容器に移す

料理の調味料などには、塩分やアルカリなど色々な成分が入っています。それらの成分が鍋の内面の変色や劣化を早めるおそれがあります。味や色が変化することがあるので、鍋やフライパンでの保存は一晩程度にとどめておきましょう。

調理器具を正しく使って、長持ち。安心安全な調理を心がけたいものですね!

お鍋の焦げや錆びを取るのはちょっと面倒な気がしてしまいますが、素材によってそのやり方のポイントを押さえれば、意外と簡単にきれいになるものもあるかもしれません。

劣化してしまっているものや破損しているものはこの機会に取り換えて、その他のものはできれば日々のお手入れをしっかりして、長く使っていけるといいですね。

さて、大掃除。キッチンのお鍋とフライパンも忘れずに!

<参照>和平フレイズプレスリリース

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。