――ギャラリーを1年間運営する中で、大変だったことや、気づいたことはありますか?

それぞれの企画の日程が近かったので、その準備は毎回大変ですね。作品数も多いですし……。

気付いたことは、自分たちが見たいものと、お客さんが見たいものは必ずしも一致しないということです。元々地域振興も目的の一つとしてオープンした場所です。なので、なるべくカジュアルに、色々な人に気軽に足を運んでいただきたいということは、常に考えています。

うちは“これがアートだ!”と押し付ける感じではなくて、“こういうのもアートですかね? どうでしょう?”と尋ねるスタンスですね(笑) 見る方がジャッジしてくれればいいと思っています。

――今後はどういった企画を考えておられますか?

まだ詳細はお伝えできないのですが、次もかなり面白い展覧会になる予定です。あの小部屋にちょっとした仕掛けを用意します。

さらに夏休み時期は、親子で楽しめる企画を予定しています。

――今回の写真展も、会場内が撮影可能なんですね。

はい。作家さんのご協力がないとできないことですが、自由に撮影してSNSなどに投稿していただいて構いません。

ただ、やはり実際に現物を見ていただくと、全く印象が違うと思いますよ。今回は実際に体験できる企画もありますし、日替わりで先着プレゼントもありますので、ぜひ会場に足を運んでいただきたいですね。

――ちなみに一番好きな“ふともも写真”はどれですか?

どれも良いんですけど、強いてあげるならテニスボールをはさんでいるやつですね。「ムニっ」となっているところが素敵だと思います。

さらに言うと、女の子がベンチに寝転んでいるんですが『ここは更衣室だろうなぁ~』とか、色々ストーリーを想像できるのも良いですね(笑)。