3.「○○はダメ!」とすぐにやめさせる
赤ちゃんから幼児期の子供の健康・安全はママ次第です。
健康や安全に害がない程度に、やってしまったらどうなるのかを体験させることが重要です。
体験させて反省させる時
例1) 口いっぱいにほおばってお話して、たくさん食べこぼしてるとき
「いっぱいこぼして恥ずかしいなぁ~」とママが悲しい顔をして言ってから、「お口いっぱいのときにお話しするからこぼれちゃうのよ」とか、「○○するとこぼれないよ」と教えてあげましょう。
まず、お行儀が悪いと恥ずかしいことを教えます。次に、こぼしてしまう原因や、どうすればご飯を食べこぼさないかといった方法を教えてあげる、2段階方式がお勧めです。
例2)お洋服を泥んこにしてニコニコ喜んでいるとき
子供は泥んこ遊びが大好きです。そんな時は、「まぁ!泥んこになっちゃったね~」と言って、大げさなくらい少し困った様子を見せましょう。
すかさず「お風呂場でお着替えしようか!」と言って、汚れたら着替えることを教えます。
次に、「おてて汚れたからキレイに洗おうね!」と言って、手を洗わせましょう。まだ一人でできない小さな子の場合は、一緒に洗ってあげましょう。
最後に、キレイに洗えたら、「きれいになったねぇ~♪」とママが思いっきり喜びましょう。
「キレイになったからおやつ食べようか!」とご褒美をあげるのも良いでしょう。手を洗ってから、おやつを食べる習慣にもなります。
体験させる前に反省させる時
例3)ゴミを触ろうとしたとき
少し大きな声や怖い声で、「ゴミを触ったらダメ!」と子供がゴミを触るのをまず止めさせます。子供はいつもと違うママの様子に驚いてすぐに行動を止めるでしょう。
そのあと、ママが顔をしかめて「ゴミに触ったらバイキンが手に付いちゃうよ!ママ、○○ちゃんのおてて、バイキンさんがいっぱいだから触りたくないな~」と言いましょう。
ママの嫌そうな顔を見て、子供は次からゴミを触らなくなるでしょう。子供にとって、ゴミに触る好奇心よりも、ママに手をつないでもらう嬉しさのほうが断然大きいからです。
子供を愛するあまり、子供を守りすぎてしまわないように
紫吹さんは、ばあやさんにバラエティに投げ込まれ、少しずつ自分を客観視できるようになったのだそうです。そして、現在のように独自の愛されキャラを確立されるまで、元宝塚トップスターでも、周囲からたくさんおしかりを受け、たくさん傷ついたそうです。
だから、ママは心を鬼にして、常に「愛する子には旅をさせよ」の精神でいましょう。心配で手を出しそうになったら、深呼吸をしましょう。「“ばあやさん”にならないように!」と心の中で呟いてみるのも良いかもしれません。