「叱らない子育て」は、放任主義のススメではない!

勘違いを生みがちですが、「叱らない子育て」論が伝えるべきことの本質は、決して「叱らない」ことでも、「子どもが何をしても許す」と言った放任主義を勧めているわけでもありません。

耳触りのいいキャッチフレーズを、親の都合のいいように解釈してしまうのは、とても危険なことだと思います。

子どもを叱るのはとてもエネルギーの要ることです。ですからできるだけ叱りたくないと言う気持ちもわかります。

でも、かけたエネルギーは必ず子どもにとってプラスになってかえってきます。

親が真剣に叱ってくれたことを感謝する日が必ずくるでしょう。

 

いかがですか?

子どもを叱るというのは、教えることだと筆者は考えています。

「褒める」のも「叱る」のも、子どもが社会に出た時に困らないようにルールやマナーを教え、身に付けさせるための手段なのです。

本来なら幼児期に身に付けておくべきことが、まったく身に付いていないとすれば、子どもは将来どれだけ苦労することになるでしょうか?

必要な時には、どうか手を抜かずにしっかり叱って、大切なことを教えてあげてください。

リサーチ:子育てママたち、「叱らない子育て」実践してる?

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」