可愛すぎるよ…T.O.Pさん! ©2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

負け知らずのテギルは、ソウルの賭博場でタチャとして成功を遂げ、やがて賭博場で出会ったウ社長(イ・ハニ)と恋仲になる。ある日訪れた賭博場で、極悪ヤミ金業者のドンシク(クァク・ドウォン)に身柄を拘束されている初恋の女性ミナ(シン・セギョン)に再会する。一瞬の気の緩みから大敗を喫して多額の借金を背負うことになったテギルは、すべてを失いひとり放浪していると偶然、叔父のパートナーだったグァンリョル(ユ・ヘジン)と出会う。彼に師事することでタチャとしての再起を図るテギル。グァンリョルの下でさらに腕を磨き、凶悪な闇金業者や伝説のタチャ、アグィ(キム・ユンソク)たちとの命を賭けた真剣勝負に挑む。

T.O.P (from BIGBANG)がヤバイ!

『戦火の中へ』(2010年)、『同窓生』(2013年)では、これでもか! というほど観客の涙を誘ったT.O.P。今作では、“語る”目の演技はそのままに、恋する少年のカワイイ姿から、惚れ惚れする勝負師の顔までさまざまな表情で楽しませてくれる。

とくに序盤は、本作でしか拝めないであろうT.O.Pの“カワイイ要素”が満載だ。瞳を揺らし黄色い花を耳にかけ、一目惚れしたミナにアプローチするさまは完全に“恋におちた少年”。身悶えするほどキュートだ。故郷を離れることになり、ミナにプロポーズ(!)の言葉を残し故郷を離れる場面も、強がる少年がハマッていて猛烈にカワイイ。ミナでなくても「カワイイわねぇ」などと、うっかりつぶやいてしまうこと間違いなしだ。

その後は、言わずもがなのイケメンっぷりを発揮。満身創痍で勝負に挑み、ギリギリの人生を生きるアウトローになりきっている。(でもやっぱり、ミナの尻にしかれているのがカワイイ)また、これまでほとんど肌の露出をしてこなかったT.O.Pが、終盤で、必然として肉体美を披露しているのも必見だ。

裏稼業を描く作品でグロいシーンもあるが、ノワールの雰囲気はほぼない。ストーリー展開やカット割に因るところも大きいが、全体的に、作品のトーンが明るめに仕上がっている。それは、T.O.Pの華やかさも大きな一因といえそうだ。

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