「これは医者が薬と認めても良いくらいですよ!」(犬山)
犬山 何かにハマるきっかけってありますよね。私がアイドルにハマったきっかけは、ちょうど仕事がうまくいかなかったり、体調も良くなくて、死ぬほど落ち込んでいる時期で。
その時にモーニング娘。の曲をYouTubeで見たら、異様に元気が出たんですよ。それまではアーティストが「私たちの歌で元気になってくれれば」とか聞くと、「そんなことあるわけない」と思っていたけど、「マジでそんな処方箋みたいなことがあるのか!」と衝撃を受けて。
それで最初からモー娘。の歴史を掘っていったんです。それを繰り返していくと「ああアイドルって本当に元気をくれるんだと」感じまして。
周りを見渡していくと、似たような状況の人や、心に闇を抱えている感じの人…清水さんがそうだとは言ってないですよ?(※めんまさんの担当編集の清水さんは犬山さんのハロプロ仲間です)
そんな風に、ちょっと苦しさを感じているひとがアイドルから元気をもらっているというのを痛感したんです。これは医者が薬と認めても良いくらいですよ!
めんま 私、一応義務教育を終えられたのはヴィジュアル系のおかげというか。とにかく学校が大嫌いだったんですけど、通学中に好きなヴィジュアル系のCDを聴いていたらなんとか通えたんですよね(笑)。
途中でウォークマンの電池が切れてると、テンションが下がってしまうような子供だったので、ライブに行くのは許してくれなかった親も「CDだけは与えないと…」みたいな感じで許してくれて(笑)。
犬山 素晴らしいですよね。逃げ場を与えてくれるというか。癒やしというか。
めんま 12歳からバンギャルなので、私はヴィジュアル系に育ててもらったという気持ちが強いです。
犬山 そんなふうに何かをずっと好きでいられるのは凄いなと思っていて。熱量を持つ持たないの違いって何なんだろう。