第一子の「赤ちゃん返り」の対処法

第一子にはママにとっても初めての育児で「ちゃんとお母さんをしなくてはならない」と自分にハードルを課しています。

これに答えてほしいので、つい長男、長女には「しっかりしてほしい」と期待値が高くなり、理想を押し付けてしまうこともあります。

例えば下の子が生まれてから、上の子どもに「お兄さんなんだから、しっかりしなくてはならないよ」と我慢させることも多々。

兄にしてみれば今まで自分王国だったのに弟が生まれた途端、みんなの関心は赤ちゃんに奪われてしまいパパもママも「可愛いね。わあ、首が座った、寝返りを打った」など喜びます。

自分も昔同じようにされて育ったことなどすっかり忘れて、自分に大人の関心が寄せられていないことに凄く寂しい思いをしています。

次のようにしましょう。

例えば普段のおやつの時も「兄弟平等に」と「クッキーは3枚ずつね」とするよりも、たまには上の子の方が身体も胃も大きいのだから「兄にクッキー4枚、弟には3枚」とします。

こうすることで、上の子は下の子に「まだ小さいから仕方がないか」と自分の玩具を譲ることもできるようになりますよ。

筆者には3つ違いの妹がいますが母から「あなたは親の寿命を考えたら、妹よりも3年長くいられるわけだから、妹に何もかも優先するのは当たり前です」と言われて育ち、納得できないでいたことを思い出します。

幼いころそんな計算をされても理解できなかったです。

普段からどちらかの肩をもつことなく、でも、人生の先輩として両者の言い分を聞いてどうすればよかったのかアドバイスしてやる、介入しすぎない。

そんな距離感をもって子ども達に接すると案外、きょうだい間も親子間もうまく行くように思います。