片付けるのが出来ないのは“それを、どこへ片付けるのかそれぞれの物の指定席が決まっていないから”です。
「取り合えずここへ」と仮置きしたり、「目の前からその物が見えなくなればいい」と考え押し入れに押し込んだりしていませんか? そうなると、自分で片付けたはずの物がどこかへ行ってしまい見つからず、また同じものを買わなくてはならない羽目になります。こうして部屋が物で溢れていきます。
あるべきところに物が片付いていると、必要なときにサッと物が出せて時間短縮になり余裕が出来ます。
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が片付けの法則5つをお話ししたいと思います。
導線を考えよう
自分の動き=導線を考えて、物の置き場所を決めましょう。
“トイレにトイレットペーパーやトイレ用洗剤のストックを置く”これくらい誰でもやっていることでしょう。でも、もっと型にとらわれないしまい方があります。
例えば食卓で化粧をする習慣があるのに洗面所や寝室にメーク用品を置いている人。毎朝いちいち洗面所の棚まで足を運んでいて無駄な動きをし、時間もロスしています。置き場所を間違えているのです。この場合は食卓の近くに置いた方がいいですね。
他にもこんな例があります。
・缶切りは缶詰の上(缶切りを必要とする缶は少なくなりましたが)
・お好み焼き用へらはホットプレートの中
・ゴミ袋はゴミ箱の下
・急須、お茶の葉、湯呑、湯沸かしポットはバラバラに置かず同じ場所に
但し、これは注意しましょう。てんぷら油が燃えた時の簡易小型消火器みたいなものがあります。
これをガスレンジの奥に置いている人がいますが、ボーボー火が燃えていたら、そもそも取ることが出来ず消火活動はできなくなります。これはガスコンロ以外のところに置かなくては無用の長物となってしまいますよ。