胃腸に指を差し込む!

くたびれた胃腸をかばう姿勢をとるうち、腰や背中が丸くなって本来のカーブを失ってしまいます。

・手の甲を合わせるようにして両手の指を立て、お腹に垂直に差し込む。硬いと指が入りにくいが、そういったところは浅く回数を多めにしてほぐす。

太ももとお尻を叩いて、腰のしなりを回復

腰の自然なカーブを損ねる大きな原因が、外側に張り出して硬くなった太ももとヒップの筋肉。大きくてつかみにくいので、こぶしを叩いてゆるめます。張りを取るのでスリムに見える効果も。

・手をグーにして大腿骨の上の筋肉を数回叩く。痛みの強い部分は張り出しているので、念入りに。

腰が硬いと、それをカバーするためにお尻がコリコリになってしまいます。はがしと叩きで腰コリをゆるめていきます。

腰コリをほぐしたら、次にお腹の筋肉と筋膜も緩めて“腹部痩せ”をしていきましょう。

腹部のコリを解消して、お腹痩せ!

「お腹の筋膜が癒着していると血流が悪く、水分や老廃物を溜めこむことに。内臓の動きも悪く冷えてしまい、くびれがどんどん埋もれます」(朝井さん)

1)親指と残り4指で、お腹の筋肉をつかむ。お肉の下にある筋肉のゴリっとした感じを見つけるようにしっかり厚を入れて深くつかむこと。そのまま30秒キープして緊張をゆるめる。

2)ゆるんだら外側方向に、筋肉を引きはがすように引っ張る。お腹の硬い部分や気になる部分を中心に、(1)→(2)を数回繰り返す。

まとめ

腰のコリはボディラインに影響する、まさに身体の要。肩コリ、首コリとともに3大コリで、スマホやPCを長時間使うライフスタイルによる現代コリが、腰コリを悪化させています。

この腰コリ解消メソッドでは、ちょっと緩めただけでも身体が軽くなり、ウエストラインが変わったのが分かるはず。

とくに腹部痩せは最初掴む時は痛いのですが、続けていくと、カチコチだった筋肉が柔らかくなっていき、そうすると、掴むのも簡単になっていきます。

また筋肉&筋膜緩めは、よくある揉み返しやすぐ元に戻ってしまうということもないので、少しずつ続けていくことで、コリ体質を元から解消してくれます。

コリをほぐすと眠りもよくなるので、入浴後や就寝前がベストタイミング。筋膜をゆるめる感覚が掴めない時は、はじめの1週間は無理に引っ張ろうとせず、筋肉を掴んで圧を加えることを意識してみましょう。

美容ライター。美容誌の編集を経て、ビューティ&ヘルス、フード、ファッション、ナチュラルライフなどについて執筆。美容ブログ『SimpleBeauty』でもコスメ情報を更新中。WebメディアのほかHP,紙媒体も手掛けています。