[3]体調を崩す原因を探る
繊細で敏感なお子さんは、特に胃腸が弱いことが分かっています。胃腸が弱いと、寝つきが悪いことや眠れない(不眠症)など、睡眠障害が起きやすいのが特徴です(セロトニンは、腸で90%作られています)。睡眠がしっかりとれていないと脳を休めることができず、脳が疲れたままの状態になり、身体は元気だけど、脳が疲れているから、「身体の疲れがとれない」という身体症状になります。
「お腹が痛い・吐き気がする」場合は、潜在的に「言いたいことがあるけど言えない」という状態です。「頭が痛い」は、不安や恐怖を感じていて、頭の中で考え過ぎているのかもしれません。
まずは、生活のリズムを見直してみる必要があります。朝起きる時間、食事の時間、お風呂に入る時間、寝る時間など、みんなが無理しないでできるように家族で話し合うことが大切です。そして、胃腸が弱い子どもがいる家庭では、なるべく消化がいい食事を心がけましょう。
[4]長期休暇で起こりやすいこと
・次の日が休みだからといって、夜更かしをしないようにすること
昼夜逆転してしまうと、通常に戻すのは大変です。
・お休みギリギリまで出かけない
家族全員が揃うGWは、旅行に行く人も多いと思いますが、繊細なお子さんは、疲れやすいので、1日か2日はゆっくり自宅で過ごせるようにしてあげることが必要です。
・子どもが一人になる時間を作ること
人と関わることがあまり得意でないお子さんは、たとえ家族でもずっと一緒にいると、疲れてしまいます。
[5]今すぐできるママと子どもの習慣
・できないことを責めるのではなく、できることを褒める
・何でも一回は気が済むまでやらせてみる
・何かに集中しているときは、放っておく
・子どもの意見や気持ちを聞くようにする
・スキンシップを増やす