知らぬまに我が子を“いい子症候群”に導いていませんか?

自分が親から大切にされてこそ、お友達への思いやりの気持ちや優しさが生まれます。

「いいお母さんだ」「躾の行き届いた親だ」と良い評価を受けたいがために子どもの気持ちを無視してママ友同士の付き合いを優先する人がいます。

そして、「ごめんなさいは!」「『いいよ』と許してあげなさい」としつこく迫り、なんとかこれらの言葉を引き出そうと必死になっている人がいます。

けれども、どちらの子どもも納得しない状態で親から謝罪を強要されています。
でも、子どもは親に嫌われたくないのでいい子になるのに必死です。

いわゆる”いい子症候群”ですね。


貸したくないときは「今、僕が使っているから貸せない」と断わるように導き、貸してもらえなかった子どもの親も「残念だったね、貸してもらえなかったね」と落胆する気持ちを共感してやることが大事です。

こうした経験を通じてだんだんと社会性が育ち、本心から謝ったり、許したりすることができるようになるのではないでしょうか。

大人になって「人の目ばかり気にして自己主張できない人」はこんな風に“自分の気持ちを押し殺して、相手に譲ることを最優先するように親から育てられた人”かもしれませんね。

気心しれたママ同士だったら子どものために同盟を結び、子どもの喧嘩には介入しすぎないようにしましょう。