トークに加えて、「ソロ曲のMusic Video(以下MV)はすべて好きだが、特に見てほしい」という『VENI VIDI VICI (feat. DJ Wegun) 』のMVをZICOのリアルタイム解説付きで鑑賞するというなんという贅沢も設けられた。ダウンタウンにて3日間で撮影したというビデオでは、ファッションも自分でコーディネート。着ているアーティストTシャツは私物だという。
バスケットコートでのシーンでは、「バスケは苦手なので、コートを使ったけどバスケはしてません」とファンを笑わせる。「ダウンタウンの街角から出てくる、ラップのMVによくあるシーンを撮りたかった」とお気に入りのシーンも挙げてくれた。
また、色彩豊かな『Boys And Girls (feat. Babylon)』でのゴルフのシーンについてきかれると、「芝の上だと、色彩がより映えると思ったから。それに、キレイな女性がキャディをやるのもステキだと思ったから」と答えてくれた。
そして話は、「最近気に入っているMVは、米ラッパー、Mac Millerの『Dang! (feat. Anderson .Paak)』。今、僕が関心のあるジャンルだし、ビジュアルからインスピレーションを受けた。今、チャートの上位にある曲って、すごく楽しいか、すごく悲しいかだと思うんです。でも僕は、その中間にある音楽に関心があって。それがまさに『Dang!』みたいな感じなんです。今の僕の曲は、刺激的なものが多いけど……」と、ヒット・プロデューサー、ZICOが注目している音楽についても。
音楽だけではなく、ファッションにも関心のあるZICOが最近、韓国のストリートブランド「VIBRATE」というブランドをコラボをしたが、「すべて関連してると思うんです。絵を描くことと音楽を作ることは似てると思います。目と耳というインプットが違うだけ。音楽好きな人はファッションにもアートにも関心があるでしょ? その中で、悩んだ末にやってみたことが、洋服のデザインです」という。