「やるスポーツ」というよりは、「観るスポーツ」だったプロレス。最近では、プロレスラーがプロデュースするスポーツジムや、スポーツジムの一環としてプロレスを取り入れるところもあります。

最近、そんなプロレスを取り巻く環境が少しずつ変化しているのです。というのも、数年前からプロレスの試合会場に数多くの女性ファンが訪れるようになったのです。タイガージェット・シンやブッチャーら悪役レスラーに、男性が興奮しているイメージはもう過去のもの。

今や、試合会場に女性の姿をたくさん見かけることが多いのです。選手を応援するTシャツやマフラーに身を包み、お気に入りのレスラーを応援する。それはまさにジャニーズファンと、そんなに変わりません。

「今、プロレスの会場には女子がいっぱい」

フリーアナウンサーとしてプロレスの試合を担当したことのある清野茂樹さんは、プロレスビギナーのための、ちょっとミーハーなプロレス入門ガイド『もえプロ 女子のための"萌える"プロレスガイドブック』でこう語ります。

「昔は『プロレスは血が出るから苦手』と言われがちでしたが、今はほとんど血が出ることはありません。爽やかでマッチョなイケメン系のほかに、ナルシスト系、セレブ系、アスリート系、ちょいワル系、肉食系、覆面系と、いろんなタイプがキャラを競い合っています」(同書より)

引用文を挿入します。著作権法上の引用ルールを遵守してください。出典(もえプロ 女子のための"萌える"プロレスガイドブック)


と、その内情を語っています。イケメン系やアスリート系、ちょいワル系、肉食系、覆面系はわかりますが、ナルシスト系、セレブ系、ってなんぞ?

同書では選手名鑑もあるのですが、何だかこれまでのイメージと違った選手が多数そろっています。この本を開いていると、確かに女性が応援したくなるような、エンタメ性のある選手がいます。