[第5回]宮澤佐江、ラフォーレ原宿でファッションブランドとコラボイベントに"熱"＆ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』公演に向けた動きと思い

 

「こういうことをやりたい」って、大まかには決まっていたんです。私自身パソコンを使えないので、携帯でデザインを作ったりしていたんですが、携帯だと、デザインをデータ化しても容量が足りなくて、絵が不鮮明になっちゃうと知って。

だからどうしても、パソコンでデザインを作らなきゃいけないって後から知ったのと、今回の印刷の材料や質は、丸みを帯びたデザインや、くっきりした輪郭のデザインじゃない方がいいことも後からわかって。

自分で考えていたのが結構複雑なデザインだったから、そのままだと難しいみたいで。出来上がりに時間がかかってしまうとわかって、頭の中が、

ウワァーーーーァッ〜

って、なって。1度考えたデザインをなしにして、またそこから考え直して…、みたいなことをしていたんです。だからデザインをしていたときは、「起きている時間の半分は、携帯を見てるじゃん!」っていうくらい、マジでエグかったです（笑）

私の場合は、写真とか、コラージュしたものを商品のデザインに持ってきたくて、自分が撮影して持っていた写真の形をきれいにしたり、文字を入れたりしていたんです。でも、それが作り直しになって（汗）

締切日を告げられたのが、ちょうど前回の「ミラチャイ☆」取材の後で、「ヤバい!! 時間がない!!」となって、本当にずっとデザインしてました。

誕生日とかに出させていただく、ファンクラブグッズとは、また感覚が違うというか。お値段もそうですが、自分のファンの方だけじゃなく、一般の方も買うかもしれないっていう思いで、デザインを考えなきゃいけなかったから。

そのデザインを考えるのが、自分でも珍しく、ポンポンとは浮かんでこなくて。携帯の見過ぎで、首も頭も痛いっていう日が、何日間か続いて、本当に大変でした。気づいたら「朝だ…」っていう感じで。目も指も、ハレちゃってパンパンみたいな（笑）

でも、すごく楽しかったです。“やっぱり私は、デザインを考えたりするのが好きなんだ”と思ったので、「苦」の時間ではまったくなかったです。

－－出来上がった商品は、もう見ることはできたんですか?

まだ見ていないので、すっごく楽しみにしています。私らしい感じの作品になっていると思います。

「LHP」の方が、「せっかくのコラボだから、“佐江ちゃんっぽい何か”を入れた方がいいよ」って、ファンの方目線のお言葉をかけてくれて。

自分の昔の頃や、愛犬の写真を使ったり、デザインを入れたり。ちょっとした身内感は入れているけれど、でも、一般の方が着ても「何? それ??」って、思われないようなデザインに仕上げています。なので、いろんな人に早く見てもらいたいです!

－－こういうタイプのイベントは、あまり聞いたことがないですよね。

うんうん。イベントの内容も、「LHP」の方は、もっとファンクラブイベントっぽくする内容で、最初はお話してくれたんです。