正しい言い方は?
1. 怒られちゃうよ系
「お店の人に怒られちゃうよ」の正しい言い方
「この鶏肉はまだお金を払っていないから○○ちゃんのものではないの。売り物は触らないで見ているだけにしようね」
こう言えば何故、それがダメな行為なのか理由を納得します。そうなると親が監視していなくても触ることを次第にしなくなります。
それから、家に帰ってから買ってきた商品を好きなだけ触らせてあげましょうね。
「運転手さんに叱られるよ」「前のおじさんが嫌な顔しているからシー!」の正しい言い方
「バスの中は公園や家や自家用車ではないの。だから大声で歌を歌ったり、ウロウロしてはいけないのよ。電車の中で騒ぐんだったら、次の駅で降りて歩いて行こう。」
「電車内のルールが守れないんだったら今度から電車でお出かけすることは出来ないね」
「ママ怒るよ」の正しい言い方
「それはやってはならないことです」
2. 危ないから止めなさい系
「危ないからのっちゃダメ」「危ないからそこには行かないで」の正しい言い方
「テーブルはご飯を食べるところでご飯を乗せるところだから、足を乗せてはいけません」「病院は具合が悪い人が来るところ。ソファーの上に上って遊んではいけないよ。静かにしていよう」
理由がおかしいと、いつまでも伝わりません
「○○だから」とおかしな理由をつけているといずれ限界がやってきます。
指導力のない教師が授業中、私語が止まらない小学生に「みんなに迷惑がかかるからお口を閉じましょう」とか「先生の声が聞こえなくなっちゃうから静かにしてね」と言うと、「誰にも迷惑はかけていない」「先生がもっと大きな声で喋ればいいんだ」と言い返されていることがあります。
そんなときは・・・
「授業中は静かに先生の話を聞くのがルールです。何故ならばここにいる皆が将来のため学力をつける学習する場だからです。先生が話しているとき私語をすると聞き取ることが出来なくなります」と正しい理由を伝えればいいのです。
それから、いちいち理由付けしないことも時には必要です。
世の中には‟ならぬことはならぬもの”ってあると思います。理屈抜きで人生の先輩である親や先生が威厳をもって接する必要がありますね。
理由づけする場合は本当の理由をしっかりと伝えましょうね。そうすれば子どもは納得して行動に移せます。