近い将来の目標としては、自分の名前の前に書かれている「元AKB48」が、“どのタイミングではずれるのか”ということで。それは自分でも謎なんです。

優子(大島優子)や、あっちゃん(前田敦子)、川栄(川栄李奈)は、もう「元AKB48」とは書かれずに「女優」と紹介されていたなぁ。

でも、秋元才加は「元AKB48」って紹介されていたから、「えーっ!? 逆に、秋元才加がAKB48だったって知ってる人、いるぅ!?」と思って。「ネタ」なんですけどね、これは! あははははははは!!

でも、今回の『福岡ラプソディ』の現場では、久しぶりに「ああ、私はアイドルだったんだなぁ」って、感じさせてもらいました。

日本経済大学の学生さんたちと一緒に舞台に立ったんですが、「小学生の頃、好きでした」とか、「マジすか学園のごっこ遊びして、学ラン役やってました」って、言われたりしました(笑)

なかには高校生の子もいて、「幼稚園の頃好きでした!」って言うから、「幼稚園はウソでしょ〜!!」と思ったけど、「でも、私16歳なんで…」って言われて! もぉ、びっくりしちゃった。時代を感じました。

最近の舞台の現場は、周りが二十歳を超えている大人ばかりだったので、AKB48時代の私を知ってはいても、あえて触れてこない人が多いんです。だけど、『福岡ラプソディ』では、周りが10代の学生さんたちだったから、

「わぁ! かわいいィィっー!!」

って、素直に反応してくれるんです。私の役柄は福岡出身で、歌手として活動する女性だったので、華やかなドレスを着て、コツッ、コツッ、コツッって、ヒールの音を響かせて、学生さんたちの近くを通るだけで、

「いい匂〜い!」

「スタイルいい!!」

って、言ってくれるから。“久しぶりぃーー!! こういうの!! ”って思いました。

--意外とまんざらでもない感じ!?

いやいや、恥ずかしかった(笑)

--10代の子たちが子どもだった頃、子どもたちにもAKB48グループの存在が浸透していたという証明ですね。

バックナンバー