本当にそうですよね。嬉しい気持ちもあったし、ひと回り以上年下の子もいたので、新鮮な気持ちになれました。48グループにいるときは、後輩がいて年下の子も多かったけど、卒業後は、自分が年下で、年上の方からかわいがってもらえる環境が多かったから。

今回、久しぶりの環境で、年下の子たちのがんばりから、「希望」と「勇気」をもらって、本番を乗り越えました。

今は、ただただ身体が痛くて。踊りもなかったのに、それだけ緊張していたんだと思う。舞台で、こんなに緊張したことなかったです。時間がないなかで、自分の最善を尽くしたと思っています。振り返っても二度とやれない作品だと思っていて。お稽古を掛け持ちする大変さも、実感しました。

--後ほどまたお聞きしますが、『ウエスト・サイド・ストーリー』のお稽古もすでに始まっていたのですよね。

そうなんです。福岡にいても、“この時間に向うの稽古場では何が起きているんだろう”とか、余計なことをつい考えたりしました。

--各地から福岡へ、足を運んだファンの方も多かったようですね。

昨日あげたSNSのリプを見ていたら、少なくとも20人くらいは来ていたみたいで。ありがたいです。

終演が夜、遅くなっちゃったから、たぶん現地に宿泊しなきゃいけなかったかもしれないのに。入り待ちや出待ちも、もちろんなかったし、お見送りもなかったので、ファンの方をひとりも見つけられなかったんです。

その10日くらい前のラフォーレ原宿での「LHP」さんとのコラボイベントでは、握手会もあったりしたけど。だから余計に、福岡では、ただただ一方的に観に来てくれただけになっちゃって。皆は、2019年はそれで見納めになっちゃったと思うから。

“会話もできなくて、ごめんね”っていう思いがありました。

--ちょうど「LHP」さんの話も出たので、ここからは年末のコラボイベントのお話をお聞きしましょう。(第5回)

はい!

昔からお洋服が大好きで、特に「ラフォーレ原宿」は、10代の頃から通っていた場所だったから。そこでイベントをできたのはもちろん、「ラフォーレ原宿」の方のアカウントで「宮澤佐江さんが来ます」って、言ってもらえたことも不思議な感覚で嬉しかったです。

--実際に自分がデザインした商品を手にしてみてどうでしたか?

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