[第7回]「元AKB48」宮澤佐江が外れるタイミングと、その「アイドル」だった自分を久々に感じた10代の子たちとの交流＆久々の握手会

 

すごく嬉しかった。自分もしょっちゅう着てます。デザインって、本当に奥が深いなと思いました。

それに、当日来てくださった方は、「初めまして」の方が多かったんです! それこそ、「小学校、中学校の頃好きだったんです」みたいな。でも握手会に行けなくて、「やっと今、高校生になって来れたんです」「二十歳になって来れたんです」って子がたくさんいて!

泣きながら来てくれて、本当に嬉しかったし、よかったなぁと思いました。

－－そういう新しいファンのでき方もあるんですね。

例えば今、私がAKB48にいても、ファンの方はCDを買って、登録とか、“どうやって並んで握手に来たらいいんだろう”って、感じる方もいると思うんです。ファンクラブとしてのイベントでも、若い子とかは参加が難しかったかもしれない。

だけど今回は、並べば商品を買えて、握手もできるシンプルな方法だったからこそ、余計にそういう子たちも会いに来られたのかなと思うんです。“ああ、そういうこともあるんだな”って、改めて思いました。

－－大人になって来てくれるって嬉しいですね。

ね! 嬉しかった。本当に。あと、「結婚しました」が多かったっ! 5人くらい! しかも、「佐江ちゃん、私、結婚したんだぁ」って、指輪を見せてきて!

こういう子もいたと思えば、「久しぶりぃー。あっ、私、結婚したから」って、おしゃべりのついでに、結婚報告してくれる人もめっちゃいました。去り際にそう言うから、「ええええええ??」ってなっちゃって。

だけど、昔から会話をいっぱいしてきてる子だからこそ、ご近所さんが、結婚の報告に来てくれるみたいな感じで済ませられる…、って、それにしても、ご近所さんみたいって、ねぇ!（笑）

ファンの子同士で結婚した人たちもいた! あと、永遠に付き合っているカップルがいて、私の親もその子たちのことを知っているくらいで。だから男の子の方に「いつ結婚すんの、あんたたち?」って、プレッシャーかけておきました（笑）

素敵だったな。久しぶりだったけど、もう一瞬で、当時に戻れたり、思い出話ができるのは、あれだけ毎日のように握手していたから。あの日々がないとこんな会話もできていないと思う。