ただ口やかましく言っている場合、次のように180度変えてみよう
誉める時も叱る時も“叱っているのだか褒めているのだかわからない”ような話し方。普段の日常会話と変わらない抑揚のないトーン、声の調子で注意しても、残念ながら子どもには伝わりません。
また、ただ口やかましくガミガミ母さんになってしまっている人は、次のように180度変えてしまいましょう。
- 喋るスピードをいつもよりゆっくりとしたスピードにする
- 声の高さは普段より低くする
- 言葉と言葉の間に沈黙の間を取る
例えば「今、絵本を破ったねえ(…間…)それはやっていいこと(…間…)悪いこと(…間…)わかっているよね」といった感じです。
なんだか怖いですよね。でも、これが効果抜群なのです。子どもはいつもと違う空気を察知し、「ああ、いけないことをしてしまった」と反省します。
叱る時、褒める時の落差をしっかりとつけよう
更に効果的なのは見た目を変えること。生活感を出してはいけません。教師の場合もママと同じような感じの服装だったり、話し方だったりしたら“お母さん先生”と思われ、子ども達に甘くみられることがあります。
これと同じです。
家庭で子どもに躾けるときも、いつものエプロン姿でラフな格好は止めましょう。サッとエプロンを外します。そして普段見慣れない紺のブレザーやスーツの上着を羽織ります。入学式や卒園式で来ていた上着を押し入れから出してきましょう。
そして床に正座し、子どもも正座させます。そして子どもの目をじっと見つめます。この時、出来るだけ瞬きはしないで目をカッと見開いてください。
おそらく、これだけで何も言わなくても子どもの心臓はバクバクし「いけないことをしてしまった」と思うはずです。多くを語らなくてもいいのです。
“叱る時、褒める時の落差をしっかりとつけましょう。中途半端な伝え方は何も言っていないのと同じ状態、馬の耳に念仏になってしまいます。
叱る時は見た目は鬼のように変身し、しかし、言葉は冷静沈着に(←ここ重要です)。
褒める時はマリア様、モナリザのように微笑みましょう。そして服装も声のトーンも表情も変える、女優のようになって演じてみてくださいね。