カール・ヴィッテの教育
さて、“カール・ヴィッテの教育”の有名な話があります。カール・ヴィッテという人は、1800年にドイツに生まれました。
8歳で6ヶ国語をマスター、9歳でライプツィヒ大学に入学、14歳で哲学博士となり、16歳で法学博士、そして、ベルリン大学の法学教授となり、83歳で亡くなった人です。
彼の父は子どもが幼い頃から教育を始めました。幼児語で語りかけることも一切せず大人が使う正しいドイツ語で話かけていました。
カールの父親は妻にはもちろん、お手伝いさんにも幼児語、方言やなまりを使うことを禁じていたそうです。
カールは母国語のドイツ語に加え、フランス語・イタリア語・ラテン語・英語・ギリシア語とあらゆる言語に精通しました。
父親はわざわざ外国語をマスターさせるために専用のその言語しか話さないお手伝いさんを雇ったそうです。
これもある意味でバイリンガルの成功例ですね。
(参照 “早教育と天才”より・『早教育と天才』木村久一氏著)
ビデオ教材
英語のテレビやビデオを見せること、英語に慣れる意味ではやらないよりはましかもしれません。
でも“機械に子守り”をさせていても残念ながら英語を話せるようにはなりません。何故なら、機械は一方通行でコミュニケーションがとれないからです。
まとめ
英語を身に付けさせるためにはきちんとした英語、正しい日本語を別々に聞かせることです。
日本にいながら外国人の家族と頻繁に行き来し英語を十分聞かせる、インターナショナルスクールに入学してすべて英語で授業を受ける・・・。
先日、スーパーにいったとき2歳くらいの子に「ミルク、ゲットしてきて」「シットダウンして待っていなさい」「ディナーまで時間がタイトね」と話しかけているママがいました。なんだかこの子の将来が心配になりました。
せめて英語交じりのおかしな日本語を使わないようにしましょう。
英語、英語と跳びつかないで大事なことは乳幼児期に揺るぎのない母国語の土台を作っていくことが優先だと思うのですか、皆さんはどうお感じになりますか?