6.絵本を読む
絵本の読み聞かせをしている人は多いですね。最初は絵ばかり見ていた子ども段々と文字にも興味を持ってきます。
紙芝居やパソコン動画やテレビは絵やキャラクターしか出てきませんが、絵本はそこに文章が書かれています。自然にそちらも目に触れていますから、いずれ興味を持ってきます。
やってはならないこと
×テストする
絵本の文字を指して「これ何と読むの?」とテストをしてはなりません。これは先の諺かるたをするときも同じです。
これが続くと「ママは絵本を持ってきて文字が読めるかどうか、テストをする」と思われてしまい、絵本自体を拒否するようになってしまいますので、注意しましょう。
大人は「読めているかどうか試したくなる」気持ちをグッと抑えて、さりげなく読み上げることがポイントです。
×すぐに書かせようとする
“書き”よりも“読み”が先です。繰り返し目で見ていると字形が頭にイメージ化できますから、次第に書けるようになってきます。
大人だって“薔薇”“鬱病”“麻雀”“餃子”など書いた経験はないけれども何とかく字形がイメージできているものがありますよね。そんな感じです。
まったく字形が思い浮かばないものを書くことはできないので “文字を読むこと”を経験させることが優先です。
たとえ書いたとしても、子どもの字をよその子の字と比べたり、けなしたりしないようにしましょう。
×あいうえおの順
“あ・い・う・え・お”と順に読んでもちっとも面白くはありません。意味のある言葉としてのイメージが浮かばないからです。町中の看板や絵本や図鑑などで興味を持った文字からはじめましょう。
「ひらがなを読めるようになるためにお勉強させるぞ」なんて肩に力を入れずに工夫してみてくださいね。