たった2分「心の断捨離深呼吸」の意外な効果
心も体もブレーキが利かなくなった状態を落ち着かせて、心も体もリラックス。
優先順位をきちんと考えられるようになって、時間にも余裕が生まれる。
そんな状態が意外と簡単に手に入ります。
それは、2分間深呼吸をすることです。
たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、呼吸を整える方法は、心をコントロールする方法として昔から東洋では重視されてきました。
禅という言葉は、英語圏でも「ZEN」と呼ばれるほどの人気。
最近では、日本でも早朝の座禅会や「マインドフルネス」の教室が盛んですね。
それと同じような効果を、手軽に得られるようにアレンジしたのがこの方法です。
心の断捨離深呼吸のやり方
1.まず、可能なかぎり緩やかな衣類を着ます。
おやすみの時に使われているパジャマなどといった、体を締め付けない緩やかな服がベストです。
外出時などは、着替えるのが難しいでしょうからボタンをはずしたり、ベルトを少し緩めたりして、体を締め付ける状態から解放するようにします。
2.椅子に腰かけるか、お布団やマットの上に仰向けに寝ます。
お仕事の時の場合は、仰向けに寝るのは難しいので椅子に体を預けて力を抜くことを意識してください。
3.目を閉じて深呼吸します。
深呼吸は鼻から息を吸って、おなかを膨らませることを意識して深呼吸するのがコツ。
呼吸のペースは、できるだけゆっくり。
「いーち、にーい」といった感じのゆったりしたペースを意識してください。
4.鼻から息を吸って、おなかを膨らませるゆっくりペースの呼吸を2分続けます。
厳密に2分でなくても構いませんが、この程度の時間を行ったほうが気持ちが落ち着くという方が多いようです。
実に簡単な方法ですが、実際にやっていただくと、焦る気持ちが減ると実感される方が多いと思います。
可能なら、断捨離深呼吸をやった後にあたたかい飲み物を少しとると、さらにリラックス感がアップ。
また、以前の記事でご紹介させていただいたストレスや不安を撃退する「自分ハグ」を一緒に行っていただくと、さらに効果を感じていただけると思います。
寝つきが悪く寝ても疲れが取れない時
パジャマに着替えて、お布団に入った後にこの方法を行ってみてください。
眠りが深くなって、翌日の疲れの残りが違うと実感するでしょう。
焦る気持ちが落ち着けば、目の前にあることのうち特にやらなくてもいいことはスルーできるようになります。
また、優先順位を考えて物事を行う力が戻りやすいため、必然的に無駄な時間を割かなくなり時間に余裕が生まれます。
余談ですが、こういった工夫を続けても2週間以上効果が感じられない場合は、心と体に変調が起きていることも考えられます。
心療内科や精神神経科の専門医の先生に相談するようにしてくださいね。
寒さが厳しくなるうえに、年末のイベントで忙しくなるこの時期。
「心の断捨離深呼吸」で快適に過ごしてくださいね。