ウシクの「CODE-Vのバラードはすごくいいんですけど、悲しすぎます」という発言で笑いが漏れて、「ダンス曲で盛り上がって、バラード曲で落ち着く。本当に面倒くさいライブなんですけど、次はまたダンス曲で楽しんでいきたいと思います」(テフン)と『Addiction〜君なしには、生きられない』『世界中が敵になってもきっと君を守りぬくから』、そして再びバラードの『君がくれたもの』。
続く2曲は最新シングルに収録されているユニット曲。『MY LOVE』はウシクとテフン、『愛の唄が終わるまでは』はサンウ、ナロ、ルイ。「『MY LOVE』のピチピチ感は出せない」とルイが言ったところでウシクとテフンが登場。「でもサンウ先輩は最近何をやってもかわいい。Thank you for your love(『MY LOVE』のかわいい振り付け)をやってくださいよ」と無茶振りするウシクに応えて「う〜ん。Thank you for your love!」と愛嬌たっぷりにやりきったサンウは、満場の拍手のシャワーを浴びた。
『WHITE CHRISTMAS』などのクリスマスナンバーでうっとりした後は、今回のツアーで初披露となった『LITTLE MAMA』。R&B調でこれまでのCODE-Vにはなかったタイプの曲だ。『Loving you, Love me』もそうだが、CODE-Vはつねに新しいことに挑戦し続けている。
ここから続く、『DANCIN’CIRCLE』『One Way Love』『Swing! Swing! Swing!』『イントロ』は、ウシクとテフンの加入後の曲。今年除隊して戻って来たサンウ、ナロ、ルイは、激しいダンスナンバーの『DANCIN’CIRCLE』すら自分たちのものにした。「バラードやアカペラのうまいボーカルグループ」という完成されたイメージのあったCODE-Vが、そこに留まることなく新メンバーのやってきたことを尊重し、さらに新しい顔を見せ続けていくというのは並大抵の努力ではないだろう。