×子どもが喜んでいる

別部屋に移されて子どもが喜んでいる。例えば連れて行かれた部屋に子どもの興味を引くゲームや絵本、玩具があって、それで遊ぶような環境

×タイムアウト法をした時間と説明する時間がかけ離れている

違う場所へ子どもを移動させて「ハイ、完了」としてしまう。そして、その後「なぜ、別の場所に連れて行かれたか」説明しないで、夜になって「あの時は…」と時間経過してから話を持ち出している。

×親が謝る

タイムアウト法を使ったことに対して、親が「一人になって怖かったでしょ。ごめんね」と自らの行為を撤回し謝罪する。

具体例

家庭内で一人にさせる方法はよいのですが、外では一人にはさせられません。

けれども実際は家の中より、外でそれが起ることが多いから困りますよね。

公衆の面前なので、子どもから「ママも家ほどは烈火のごとく怒らないだろう」とお見通しのこともあります。だからといって外では子どもを一人にすることができません。

例えば次の場面

  1. 新幹線の中で取っ組み合いの兄弟喧嘩をしたり、大声を出したり、走り回ったりして、周りに迷惑をかけている。
  2. 「シー、シー」と何度、注意しても、直ぐにテンションが上がってしまい一向に直らない。

こんなときは親子とも席を離れてデッキに移動しましょう。子どもと親は1メートルほど離れて立ちます。動くこと、席に戻ることを禁じます。そこで2分ほど沈黙の時間を作ります。

ただならぬ雰囲気を子どもが感じ始めたら、次のように話をしましょう。

「新幹線はお家や公園ではないんだから静かにしていないとダメだよ。騒いだら二度と旅行には行けないし新幹線には乗れないよ」

「席に戻っても、また同じように大声を出す?それとも出さない?」と淡々と話すのです。

少なくとも、他の乗客のいる前で「シー、シー」とエンドレスで叱るよりも効果があります。

また、人前で叩かれたり、怒鳴られたりするのは、子どもも一瞬静かにはなりますが、怖いから従っているだけです。更に子どものプライドもズタズタになります。

その点、タイムアウト法は親にとっても子どもにとっても“冷静になれる”という点で効果大です。活用してみてくださいね。