ワンピースは普段着の延長線上で
ちょっとした会食やお出かけに、何を着るか決まっていないと間近になってから焦って新しい服を探したり。
一田さんもお出かけ用に服を買っては一度しか着ないということがあったそう。そこで、ある時期から「お出かけはワンピース」と決めたといいます。
私が持っているワンピースには、2つのパターンがあります。
1つは、シャツの延長線上で着られる前ボタンのワンピース。
「普段よりちょっときれい」というさじ加減がちょうど良く、レストランからイベントなど公式の場まで幅広く着ていくことができます。
もう一つはワンランク上の「ちょっと張り切って」出かけるときのワンピース。
シンプルだけれど、シルエットが美しいもの。
「地味だけど目立つ」1枚があると、ここぞという場面で自信を持って着ることができます。出典(『おしゃれの制服化』)
着こなしにはひとさじの女らしさを
メンズライクな洋服が多い一方で、変化をつけたい時は清楚で女性らしい服を取り入れます。
女らしさが引き立つVネックのニットや襟元にフリルをあしらったブラウスなど。顔を華やかに見せてくれます。
プレーンなアイテムのアレンジには、ひとさじの女らしさをプラスしてみて。
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体型や好みだけではなく、仕事やライフスタイルなど、その人だけのリアルな日常から生まれるおしゃれ。だからこそ、他の誰とも違うスタイルが出来上がります。
いつも自分らしくいられる『おしゃれの制服化』、あなたの制服はどんなアイテムですか?
【参考書籍 著者】一田憲子(いちだ・のりこ)
1964年京都府生まれ兵庫県育ち。編集者・ライター。OLを経て編集プロダクションへ転職後、フリーライターとして女性誌、単行本の執筆などで活躍。企画から編集を手がける暮らしの情報誌『暮らしのおへそ』『大人になったら着たい服』(ともに主婦と生活社)は、独自の切り口と温かみのあるインタビューで多くのファンを獲得。全国を飛び回り、著名人から一般人まで、これまでに数多くの女性の取材を行っている。著書に『面倒くさい日も、おいしく食べたい! 仕事のあとの、パパッとごはん』『丁寧に暮らしている暇はないけれど。時間をかけずに日々を豊かに楽しむ知恵』(ともに小社刊)、『大人になってやめたこと』(扶桑社)などがある。