家ではよく喋るのに、人前に出ると途端に顔が真っ赤になり、まったく喋ることができなくなる……そんな我が子を見てもどかしい気持ちになりませんか?

また、自分自身もいまだに人前で話をすることが苦手、というママも多いはずです。

「あがり症は私に似ちゃったから、仕方がないのね。」なんて諦めるにはまだ早い!

今回は、気象キャスターである荒木真理子さんの著書『あがってうまく話せない人でも大丈夫 10秒で伝わる話し方』より、新学期の自己紹介にもまだ間に合う、親子でできるあがり症対策を5つ紹介します。

1: 小道具でみんなの視線を操ろう

まず、なぜ人前であがってしまうのか?という部分を分析してみましょう。

名前を紹介されて前に出ていくと、周りの視線が自分に集まるのを感じ、正面についてお辞儀をして顔を上げると、そこにはたくさんの目が! あぁ、なんていやなシーン。大勢に「見られている」ことが緊張を誘うのです。
出典(『あがってうまく話せない人でも大丈夫 10秒で伝わる話し方』著・荒木真理子)

こう荒木さんが語るように、人前であがってしまう原因は、多くに人から向けられる視線に圧倒されてしまうためです。これは大人も子ども同じことです。

そんな時、ママが子どもに提案したいのは、小道具を使うこと。

例えば、「僕は生き物の写真を撮るのが大好きです。これを見てください。」と写真を取り出す、そうすることによって人の視線は一挙に手に持っている写真の方に注がれます。

このように小道具を使用することで、人の視線を操ることができ、自分から視線をそらせることができるのです。この場合、できるだけ手をしっかりと上にあげて、目の前にいる人たちが見やすいように掲げることもしっかりと教えましょう。

2: 「ママと一緒に練習してみようよ!」と提案する

一人でもいいから、声に出して聞いてもらうことが大切だと荒木さんは言います。

練習とはいえ、やはり声に出して練習することはやはり恥ずかしいもの。だからこそ、まずは一番身近であるママが聞いてあげて間違いがあれば指摘してあげたりすることが重要です。

また、この「誰かにまず聞いてもらう」という行為は間違いを事前に指摘してもらえるだけではなく、自分自身の話し方が人に受け入れられているかを判断する材料にもなります。

あがり症は、この内容でこの伝え方ならどこで誰に話しても恥ずかしくない、という自信によって、抑制することができます。
出典(『あがってうまく話せない人でも大丈夫 10秒で伝わる話し方』著・荒木真理子)

と、荒木さんは言います。

ママが子どもの発表などを聞いて理解した様子を見せることで、子どもは自信を持って本番に臨むことができるのです。